それいけ! オヤジゴルファー【第29回】

「エゴサーチ」という言葉をご存じだろうか。インターネットの検索窓に自分の名前を入力して、評判や情報がどう出回っているかを調べることなのだが、女子プロもしたことがあるという。しかし……。

取材/文・一寸木芳枝 イラスト・オゼキイサム

根も葉もない噂にショック……エゴサーチしていいことナシ!

「ほんの軽い気持ちで自分の名前をインターネットで検索してみたら、あることないこと書かれていてショックを受けました……」

そう語るのは、ぽっちゃり体形の20代の女子プロだ。

「検索上位はほとんど成績やプロフィール、あとはゴルフ媒体の記事。でも後ろのほうになると、いわゆる“掲示板”的なものへの書き込みが出てきたんです。すごくドキドキしましたけど、怖いもの見たさが勝ってしまってページを開けてみたら、そこには“常にふてくされていてかわいげがない”だの、“天狗になっていて女子プロ仲間にも嫌われているらしい”とか、悪意に満ちた書き込みがいっぱい……。めちゃくちゃショックでしたね(涙)」

それはつらい。いくら人気商売とはいえ、身に覚えのない中傷や批判は傷つくだろう……。

「反論したくてもできる場所なんてないですし……。ただのいわれっ放し、というのがツライですよね。あと今って検索すると“関連ワード”というのが出てきて、自分の名前と一緒にどんなことが検索されているか分かるんですけど……」

けど? どんなワードが⁉

「私の関連ワードは、“体重”に“整形”とか(苦笑)。もう、余計なお世話ですー‼」

それは本当に余計なお世話だ。

「あとね、昔はファンレターといえば直筆の手紙が協会に届くっていうことだったんですね。封書だから開けるのは本人だったので、中に何が書かれているのかは自分だけが知ればよかった。ですが、今はLPGA のオフィシャルサイトのお問い合わせフォームに書いてくる人がいるんです。“あなたのパッティングは下手すぎます。もっとスタンスを狭くしてグリップを……”といった具合にメールでレッスンしてくる人もいれば、“先週の試合の6番でセカンドを打った後の歩き方はいただけません。もっと女性らしい所作を”とか、もういろいろ(苦笑)。それを自分本人だけでなく協会スタッフの人も読んでいると思うと、ちょっとねぇ……」

 内容を含め、ひどいことを書くやつがいるもんだ。

「あ、でも、その倍以上に応援メッセージもいただいてます! それは本当に励みになっていますよ」

 ファンなら悪いところではなく、いいところを見てあげたいものだ。



※週刊パーゴルフ5月16日号より

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