それいけ! オヤジゴルファー【第28回】

アイドル的人気を誇る女子プロには、強力な私設応援団なるものがあるらしい。数十人でまとまっての応援は、他のプロにとっても“ありがたいこと”が多いそう。その“ありがたいこと”とは?

取材/文・一寸木芳枝 イラスト・オゼキイサム

私設応援団がいるプロとの同組は、たなぼたで助かることがあるんです

日本ツアーで戦っていたときの石川遼を思い出してほしい。オバさまたちが大挙して押し寄せ、横断幕やうちわなどを持って派手に応援していたことを。実はこれ、アイドル的な人気の女子プロにも同じことがあるんだそうで……。

「いますよー、遼クンほどの大人数ではなくても、数人から十数人の規模なら毎週試合に来てますよ」

それって、当該プロならまだしも、同組になったプロからすると迷惑だったりしないのだろうか?

「皆さんそう思うみたいですけど、実はその逆で、いいことのほうが多いんですよ」

え? そうなの? 例えば?

「まず、スタートホールを含め、ティショットで狙いたい方向に横断幕があったりすると、ものすごくいい目標になるので、アドレスしやすい(笑)。さらに、皆さんだいたい落下地点辺りにスタンバイしていて、お目当ての女子プロのボールを探すんです。で、それを同伴競技者の私たちにもしてくださるので、曲げても『ボールここですよ』って教えてくれるんです。ね、めちゃめちゃ優しいでしょ(笑)」

そんな交流があるとは⁉

「ライバルだから蹴落とそうとか、そんなこと全然なくて。私たちがいいプレーをすれば、『ナイス!』とか『頑張って』と、声を掛けてくださるからうれしいんです」

それはいい話だ! ちなみに話はそれるが、ギャラリーの個性みたいなものは、地方ごとに異なったりするのだろうか?

「違いますね(笑)。それこそ、大都市近郊で開催される試合に来られるお客さんは、皆さん慣れていますね。マナーもしっかりされていますし。あ、関西の試合はにぎやかですよー。拍手も掛け声もたくさんもらえます(笑)。でも一方で、すごく田舎のほうで行われる試合やその年から初めて開催される試合になると、皆さん雰囲気に慣れていないというか……。どこで拍手したらいいのか分からないという感じで、パチ、パチとまばらだったり(苦笑)。大会もきっとお客さんと一緒に成長していくんだな〜というのを実感しますね」

なるほど。女子プロはプレーしながら意外とギャラリーもチェックしているんですな。プロにとって“いいギャラリー”でいることを心がけたいものだ。



※週刊パーゴルフ5月2日号より

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