ダイヤモンドカップで発覚!高反発違反のドライバーがツアーで使われていた可能性

日本・アジア共同主管大会だけに、コース内の表示も国際的なダイヤモンドカップゴルフで、衝撃の事実が判明した
日本・アジア共同主管大会だけに、コース内の表示も国際的なダイヤモンドカップゴルフで、衝撃の事実が判明した 【拡大】
アジアンツアーと日本ゴルフツアー機構(JGTO)の共同主管大会、アジアパシフィックオープン ダイヤモンドカップゴルフで、出場選手に対しゴルフルールの総本山であるR&Aが用具適合テストを行い、ドライバーのSLE適合テスト(高反発テスト)で違反クラブが出てしまった。

実はこのテスト、昨年の日本女子オープン、日本オープンでも実施されていた。その際は大会出場者の中から無作為に30人を抽出しリスト化。選手向け掲示板に張り出し、「大会初日の前日までに〝任意〞でテストをサービスしますのでドライバーをお持ちください」という〝招しょうへい聘〞の形だったが、今回も同様の方法で50人をピックアップ。

中には、掲示板を見ていない、会場に来ていないなどの理由で自身が使用するドライバーを持参しなかったサービス対象者もいたようだが、あくまでもサービスなので罰則はなし。自ら持ち込んでテストを希望した選手も含め、今回テストされたドライバーは57本。そのうち、7本が高反発係数の規定値を超えていた。実に約12パーセントが違反とされたわけだ。

それだけのパーセンテージとなると、テストを受けていない個体にまったく違反がなかったとは考えづらい。大会を主催する日本ゴルフ協会(JGA)によれば、メーカー名や選手名などの公表はできないとのこと。違反とされたクラブはすぐさま交換されており、本大会では使われることはなかったが、先週までに開催された大会で使用されていた可能性も出てきた。

少しでも遠くに飛ばしたいと願うのはプロもアマチュアも同じ。とはいえ、プロツアー内でルールを破ってまで飛距離を求める動きがあるとは思えないが、フェース面のクラック(割れ目)やダメージが重なり、上限を超えてしまったものなども違反は違反。「自分のクラブが規則に適合していることを確認することはプレーヤー自身の責任」と、R&Aの規則ガイドにも定義されているが、自主的にこれをチェックすることは困難なため、今回違反とされたクラブメーカーとは「継続的に情報交換を行って、対応していく」とは、R&Aの弁だ。

「今回はアジアンツアーの選手が半数いたので、R&Aとしてもこの大会を選んでテストしたようです」とJGAがいうように、アジアンツアーの選手からは、「何でこんなことをしているのか」と、疑問の声も上がったという。規定値内で用具を開発するのは当然のことだが、今回のような結果が出てしまっては、紳士のスポーツであるゴルフに影を落としかねない。せめてプロの世界においては、統一的なルールが厳密に適用されるべきではなかろうか?

「欧州ツアーや米国でも、このテストはやっていません」(JGA)日本ツアーを主管するJGTOも、今回のようなテストの実施予定はないというが、果たしてこれで競技の公平性を保てるのだろうか?

(本誌ニュース班)

文・編集部 ※2017年10月10日号「芝目八目」より

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