ゴルファー増加に明るい兆しか? スターターセットが50~60 代に人気

6万~7万円台が人気。大手メーカー品も買える(撮影協力・二木ゴルフ)
6万~7万円台が人気。大手メーカー品も買える(撮影協力・二木ゴルフ) 【拡大】
新しくゴルフを始める人のための入門用に組まれているスターターセットの需要が、ここ2~3年確実に高まっているという。

内容はウッド2~3本、アイアン6~7本のクラブ10本前後に、キャディバッグとヘッドカバーがついているセットが多い。しかし、これ、実は本当の初心者ばかりが買っているわけではない。

「ゴルフをやめていた50~60代の方が再開しようと買われることが多いです」とはヴィクトリアゴルフ・中島浩一氏。他の大手量販店に聞いても同様で、定年を迎えたり子供の養育が一段落して、10年、20年ぶりに再開しようとする人が多いようだ。そのニーズに合わせて各店では品ぞろえの拡充に努めていて、キャロウェイ、ブリヂストン、ダンロップ、ミズノ、テーラーメイドなどの大手メーカーも商品を用意している。

ゴルフを再開する人にとっては、知っているメーカーならば安心して購入できる。「今年、ブリヂストンからツアーステージが発売されましたが、メーカーさんの予想以上に売れました。知名度の高さですね」(ゴルフ5・坪井勧之介氏)。メーカーが大量生産していないこともあり、「一部は欠品になったこともある」(二木ゴルフ・北條圭一氏)ほどの人気で、同社ではスターターセットの売り上げが対前年同月比で3~4割アップしているという。

だが一方で、予算10万円のボーダーラインが見え隠れする。スターターセットの中心価格帯は7万~8万円。シューズやボールなどの周辺グッズも買って10万円という計算の中、再開する人たちは中古クラブと比較しながら、最終的に同一ブランドでキャディバッグまでそろうスターターセットを購入している。クラブをフルセットで購入すれば10万円以上はかかることから、顧客単価としてはマイナスとの見方もある。

ある大手量販店の関係者が「クラブよりラウンドにお金をかける時代ですからね」とボヤいていたが、〝クラブは14本〞ということにこだわらず、格安に収めたいという心理も働いているようだ。とはいえ、スターターセットによってゴルフを再開する人が増えるのはいいこと。

お笑いタレントのプレーに刺激されるなど、「ゴルフを始めたいという30~40代のニーズもあります」(前出・北條氏)というのも心強い。彼らもやがてはコアゴルファーになり、プレーにクラブ購入にと、ゴルフを楽しんでくれるようになるからだ。その意味で、スターターセットがゴルフ界に果たす役割は大きいといえる。

(本誌・中澤浩治)

文・編集部 ※2017年10月3日号「芝目八目」より

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