女子ツアー初のウェイティングからの優勝!ところでウェイティングってどこで待つの?

日本女子ツアー史上初の快挙を達成し、〝マンキュー〞こと萬田久子さん(右)とニッコリのサタヤ(左
日本女子ツアー史上初の快挙を達成し、〝マンキュー〞こと萬田久子さん(右)とニッコリのサタヤ(左 【拡大】
ゴルフ5レディスで3年半ぶりにツアー3勝目を果たしたタイのO・サタヤ。日本女子ツアーでは、1988年のツアー制度施行後、初となるウェイティングからの優勝だった。

よく耳にするウェイティングという言葉。出場権がない選手が、文字どおり出場できるのを〝待っている〞状態のことだが、実際に選手たちはどうやって待っているのか。

「繰り上がり順位で1番目だったので、出場権が下りてくると思い、タイへの一時帰国を取りやめて現地で待ちました」とは、サタヤ。「通常、どの試合でも一人か二人の欠場者が出るものなので、1番目なら出場できる可能性はかなり高い」と日本女子プロゴルフ協会(LPGA)がいうように、ゴルフ5レディスでも火曜日には早々に欠場者が出たため、サタヤの出場が決まった。

ほぼ毎週開催される女子ツアーだが、永久シード選手や賞金シード選手、今季の優勝者など、出場有資格者の順位が決められ、主催者推薦枠なども除いて空いた枠には、昨年開催された予選会(QT)の上位から出場権が与えられる。

予選会の選手には、それぞれ出場優先順位(QTランキング)がつけられるが、大会の前週の段階ではすでに何位まで出場権が下りているか、LPGAが運用する選手専用の情報ページで確認できる。例えば、QTランキング50位までの出場が決まっていれば、同51位の選手は出場の可能性が高まるということ。サタヤは出場権がない選手の中で順位が1番目だったこともあり、現地に入り出場できたというわけだが、中には、ウェイティングしても出場権が下りてこないケースも当然ある。その見極めはどのようにしているのか。

「まず、ウェイティングで出場するためには、その大会の初日の前日17時までに現地で登録をしないといけません」(LPGA)つまり、出場権が下りてきそうなら、大会会場に行かなければいけないのだ。

「例えば、その週にステップ・アップ・ツアーがあったりすると、そちらに出場する選手もいるので、QTランキングが下位のほうでも出場権が下りてきそうなど、常に動向を見ながら現地に入るかを決めます」とは、今季シード落ちから、主にウェイティングで出場している森田理香子の事務所だ。

欠場者が多く出たため、出場ができそう、と大会の前日に慌てて会場に駆けつけるといったケースもあり、森田は6位タイに入ったニトリレディスでは大会前日の夕方にコースに到着、ギリギリでウェイティング登録をしたため、練習ラウンドをしていない。

中には、出場できなくても「芝から打てるし、練習と割り切る」といった選手もいるが、一度現地に入れば、遠方なら交通費、宿泊費といった経費がかかるため、実際に現地に赴くかどうかの判断は難しいというのが本音だろう。

(本誌・高桑均)

文・編集部 ※2017年9月26日号「芝目八目」より

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