それいけ! オヤジゴルファー【第21回】

今週から国内女子ツアーが開幕しますが、実は観戦にまつわる苦情もけっこうあるんです。応援している女子プロに頑張ってほしい気持ちは分かるけど、あくまでもマナーは守りましょうよ!

取材/文・一寸木芳枝 イラスト・オゼキイサム

ホール間のインターバルに「カットラインだよ」の情報はいらない

今回の苦言の主は、レギュラーツアーで活躍する30代中堅女子プロ。「昨シーズンは予選落ちすることも多く、それが原因なのは分かっているんですが、どうしてもイラッとしちゃうことがあって……」。何かあったようだ。というと?

「グリーン上で『ナイスバーディ!』とか、ホールとホールの間に、『頑張って』と声を掛けていただくのはすごくうれしいのですが、ある試合で『カットラインだよ!』と大声でいわれたことがありまして……。また、『今のダボは見なかったことにしてあげるから、頑張れ!』なんて言葉を掛けられたことも。コーチや両親にいわれるのならまだしも、ギャラリーにいわれたのは初めてで思わずイラッと(苦笑)」

スコアや順位にかかわることをいう人がいるとは……。

「そんなこと分かってるよ! っていいたいのをグッとこらえましたけど、正直、集中力が切れてしまったのは事実です」

真剣にプレーしているところに、その情報はないなぁ……。

「その“真剣に”というのも誤解を招く一つで、集中してプレーに臨んでいるだけなのに、“愛想がない”と思われてしまうプロもいるんです(苦笑)。そんなヘラヘラしながら試合には出られませんよ!」

ごもっとも。そうだ、ツアーのボランティアはどうだろう? オヤジの志願者も多いと思うが……。

「ボランティアの方々はどの試合に行っても、本当によくしてくださいます。皆さんのおかげで気持ちよくプレーできる、と女子プロみんな感謝していますよ。ただ……」

ただ、何か?

「コースでは皆さん本当に“いい人”なんですが、コース外で会うと途端に図々しくなる(笑)」

図々しいとは例えば?

「滞在先のホテルやたまたまエレベーターで一緒になったときに、『サインください』『一緒に写真撮ってください』ってガツガツ来ますね。エレベーターの中のこんな狭いところで今⁉ って思います(笑)」

試合中は我慢していたぶん、思わず出ちゃうんだろうなぁ。

「そうなんでしょうね。私たちもお世話になっているぶん、できるだけお応えしたいと思っていますが、コースを離れたらプライベートということはお忘れなく……」

皆さん、肝に銘じておこう!



※週刊パーゴルフ3月14日号より

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