それいけ! オヤジゴルファー【第19回】

ゴルフファンならずとも、外野ってのは勝手なもので、思ったことをすぐ口に出してしまいがち。われわれにとっては何げないひと言でも、実はそれが女子プロゴルファーたちを傷つけている可能性……あるんです。

取材/文・一寸木芳枝 イラスト・オゼキイサム

何げないひと言が実は胸に刺さっています……。

「アマチュアの皆さんの『うまくなりたい!』という意欲、そしてそのための練習に懸ける情熱には、プロ、アマ関係なく、本当に頭が下がる思いですし、私たちも負けていられないな、といつも刺激をいただいているんですよ」

そう語るのは、某中堅女子プロ。いつも礼儀正しく、取材陣にも愛想よく笑顔で対応してくれる彼女は、ファンはもちろんゴルフ業界の人間からも愛される人気者なのだが……。その愛想のよさが裏目に出ることがあるようだ。

「一番キツイのは、練習場で『こんなところにいていいの?』と声を掛けられることですね……。特に土曜日。予選落ちして悔しい、情けない、という思いがあるからこその練習場直行なのですが(苦笑)」

あぁ、きっとその同胞は考えなしに発したひと言なのだろう……。

「ええ、もちろんそうだと思います。だから、『予選落ちしちゃったので、練習しに来ました』って笑って答えるようにはしています。そう返せば100パーセント皆さん、『頑張ってな』って励ましてくれますから。でも、顔で笑って心で泣いています」

うぅ、そんなけなげな……。もっとぶちまけていいのに。

「いやいや、ファンあってのプロですから(笑)。でも、強いていうなら……」

いうなら?

「練習量と実力が必ずしもイコールではない、ということを知ってほしいところではあります。コースとの相性もあるし、運だってある。スイングが改造中のときだってあるし、とにかくみんな試行錯誤しながらツアーに出ているんです。でも、それを補いたくて練習しているというのもあります。だから、『練習場にばかりいていいの? 他にやることないの?』っていう冷ややかな視線は胸に刺さるし、ちょっと悲しいかな。でもプロっていうのは、それくらい厳しいものだと自覚もしています」

確かにプロだって人間だから、何も分かってない門外漢に、やいのやいのいわれるのは……ね。

「あとよくあるのは、全然違うプロの名前で呼ばれること。名前と顔が一致していないんでしょうね(笑)。でもそれも、覚えてもらえるよう頑張るのがわれわれの使命ですかね」

名前間違いは一般的にも失礼なこと。気をつけよう!





※週刊パーゴルフ2月28日号より

スペシャル最新記事一覧

Pargolf Members

すでに会員の方はこちら

最新トピックス


アクセスランキング

ツアー・トーナメント

フォトギャラリー

トーナメントプロ公式サイト・ブログ