森功 芝と冠 企業人たちのトーナメント ヨコハマタイヤ PRGRレディスカップ「トーナメントのロマンとリアリズム」(4)

南雲の情熱が引っ張ってきた大会も10年の節目を迎え、その先を考えるとき

華々しいトーナメントの舞台裏で戦う企業人の姿を活写する好評連載の第4弾「ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ」も今回が最終回。横浜ゴム会長である南雲忠信のゴルフへの情熱がエンジンとなって、10年間にわたって大会を引っ張ってきた。一方で、好きというだけでは続けてはいけないと語る南雲は、10年目のその先をどう見据えているのか?

他とは意味の違う“マンデートーナメント”

ホステスプロとして大会に臨んだ(左から)原江里菜、森田理香子、藤本麻子、辻梨恵
ホステスプロとして大会に臨んだ(左から)原江里菜、森田理香子、藤本麻子、辻梨恵 【拡大】
 横浜ゴムが主催する「PRGRレディスカップ」では、本戦前日のプロアマに加え、大会終了後にも「マンデートーナメント」を開いてきた。文字どおり月曜日のトーナメントである。といっても、よくある本戦の前に開く主催者推薦のプロの予選会とは異なる。

「これも得意先を招待するのが目的です」

 横浜ゴム会長の南雲忠信が説明してくれた。横浜ゴムのマンデートーナメントでは、土佐カントリークラブを月曜日に1日貸し切って100人以上の招待客を集め、日曜日のピン位置のままラウンドしてもらうのだという。

「せっかく金を使ってトーナメントをやるのだから、ビジネスに最大限利用したい。そのために前夜祭とプロアマをやるわけですが、マンデートーナメントはもう一回、プロアマをやるようなイメージでしょうか。もちろん本戦に出場したプロは大会が終わると次の準備をしなければいけないので引き揚げるため、男女ペアでラウンドするプロアマとは違います。ただ、うちには4人の契約プロがいますから、その子たちに手伝ってもらうのです」

 ちなみに横浜ゴムの契約プロである「チームPRGR」の女子は原江里菜、森田理香子、藤本麻子、辻梨恵の4人。いずれも若く、美人ゴルファーとして人気があるため、招待者はみんな喜んでマンデートーナメントに参加するのだそうだ。

「これもいわば拡販イベントですね。前年に高い実績を残していただいたお客さまをこちらで選ばせていただいて、招待します。それに加えて、本社と各工場の成績優秀者も参加させる。おかげさまでマンデートーナメントは評判がよく、一度お見えになられたお客さまは来年も来たいとなられるし、工場の技術者にとっても働く意欲が湧く。仕事上のインセンティブが働くのでけっこういい企画だと自負しています。貸し切ると160人ぐらい回れますから、タイヤ、工業ゴムなど、お客さまの業種別のグループ、社員たちのグループといった感じで40人ぐらいずつ4つのパーティに分け、その中で腕を競うわけです」

 南雲はそういって笑う。巨大なゴルフコンペのようなものらしい。チームPRGRのプロたちはどこに参加するかといえば、

「1番と10番の2ホールでドライビングコンテストをやり、プロたちがそこに参加します。飛ばす方なら普通の女子プロに勝つケースもあるでしょうけど、森田らだと、相当置いていかれてしまう。だからドラコンはなかなか取れませんけど、プロはみんなかわいらしいし楽しんでもらっています」

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