R&Aが「レディ・ゴルフ」推進で、ハーフ2時間以内が当たり前になる!?

ゴルフのスピードアップに取り組むR&A。19年に予定されるルール改正もそれを意図したものが含まれる(写真はR&AのHPより)
ゴルフのスピードアップに取り組むR&A。19年に予定されるルール改正もそれを意図したものが含まれる(写真はR&AのHPより) 【拡大】
 R&Aが主催競技の全英アマチュア選手権(6月19〜24日・ロイヤルセントジョージズ)で「レディ・ゴルフ」を採用する。レディ・ゴルフといっても女子の選手権というわけではない。

 「Ready Go」と「Golf」を掛け合わせた造語で、ストロークプレーでは遠球先打の原則にとらわれず、準備のできた人から打つという意味である。

 レディ・ゴルフは、下記のような状況で安全面に配慮しつつ適用される。「ピンから遠いプレーヤーが難しい状況に直面し、判断に時間を要すとき」「飛距離のあるプレーヤーがティショットを待たなければいけないとき、飛距離の劣るプレーヤーが先に打つ」「ガードバンカーから出した後もなお、そのプレーヤーが最もピンから遠いが、バンカーならしに時間がかかる場合」等々。

 ゴルフのスピードアップに取り組むR&Aとしては、全英アマを手始めとして、徐々に他の競技にも広めていく考えだろうが、プロはどう受け止めるのか?

 「一緒に回る人で左右されると思います。知っている人同士だったら呼吸が合うけど、そうじゃないとお見
合いしちゃったり」(原江里菜)

 「プレーが早い人にはいいんじゃないですか? 自分が先に打てるから。遅い人は焦っちゃうかな? でもプレー時間が短縮されるのはいいことだと思う」(西山ゆかり)と、選手間の人間関係やプレーの早い遅いによって、微妙な空気が流れることを危惧する意見が聞かれた。

 しかし、西山がいうようにプレーファストの推進はよいことには違いない。特に一般ゴルファーにとっては、週末にハーフ3時間もかかってしまうことがなくなるならありがたいことだ。レディ・ゴルフを採用した場合、具体的にどの程度の時間短縮が見込まれるのだろうか?

 「ハーフ15分程度のスピードアップ効果があるといわれています」と話すのは、ゴルフ場経営のコンサルタントを行う㈱TPC代表の飯島敏郎氏。ハーフ2時間15分以内が現在の基準だとすれば、2時間以内になる計算だ。

 「ただし、これはすべての組が同時に行わなければ意味がありません。1組でも遅い組がいれば、渋滞が起こってしまう。また、スピードアップにばかり意識がいってせかせかしたプレーになってしまうのも本末転倒。あくまで目的はゴルフをもっと楽しくするためのはずだからです。大事なのは『ペース・オブ・プレー』。よどみなくよいペースでプレーすることです。レディ・ゴルフは前が空いてしまったときなど臨機応変に採用していけばいいのではないでしょうか。ただ、R&Aがレディ・ゴルフの旗を振ってくれることをテコにして、ゴルファー全体のプレーファスト意識が高まることは歓迎すべきことです」

 今度のゴルフ、遅れ気味になったときに、あなたの音頭で「レディ・ゴルフ」を試してみてはどうだろうか。

(本誌・金子信隆)
※2017年7月4日号「芝目八目」より

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