シニアツアーで距離測定器の使用解禁も、結局使わない選手が多かった !?

高低差を測れる機種であっても、その機能を無効にすれば使用可能
高低差を測れる機種であっても、その機能を無効にすれば使用可能 【拡大】
 シニアツアーの開幕戦・ノジマチャンピオンカップ箱根シニアプロゴルフトーナメントにおいて、画期的な試みがあった。

 国内ツアーで初めて距離測定器を使ってのプレーが認められたのだ。今回はプレーの進行を早めることを目的とし、2点間の距離を測るものだけが許された。高低差や風速など他の条件を計測した場合は罰打が課せられるが、ピンまでの正確な距離が分かるだけでも、選手にとってはプラスになる。当然どの選手も使用すると思いきや……。

 「年齢のせいか、目標にレーザーを当てるのに時間がかかるんですよ。ヤーデージブックがありますし、ピンポジションを記したシートもありますからね。歩測したほうがむしろ早いと思い、使いませんでした」と羽川豊。

 他にも同意見の選手は何人かいた。また、鈴木亨は昨年までと同じ流れでプレーしたかったので、あえて測定器は使用しなかったという。確かに、ティショットがフェアウエーをキープしていれば、慣れ親しんだヤーデージブックを使ったほうが、リズムもつかめるし、時間もかからないのだろう。しかし、測定器を使用した選手に聞くと、ティショットを曲げたときには特に有効だったという。ラフや林の中にはフェアウエーのように距離の目印が印
されていないからだ。

 「将来的には測定器とヤーデージブックの二刀流になると思います。今回、ピンには反射鏡がつけられていたので、ピンに対してはレーザーを当てやすかったと思います。ただ、バンカーなどには当てにくかったので、そういうときはヤーデージブックを利用すればいいと思います」(鈴木亨)

 ルール上は測定器の使用を認められても全選手が使うようになるまでには、もう少し時間がかかりそうだ。

(ゴルフライター・山西英希)
※2017年5月23日号「芝目八目」より

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