キャロウェイが、あのエイペックスをアイアンで復活

 かつてベンホーガンの旗艦ブランドとして有名だったあの由緒ある〈エイペックス〉(Apex)ブランドが、キャロウェイゴルフによってアイアンブランドとして再生されるようだ。

 このエイペックスの名前は、多くのゴルファーが知っているベンホーガンの輝かしい時代のトップブランドだ。ベンホーガンブランドはキャロウェイによってトップフライトと共に買収され一時保有されていたが、昨年同社リストラ策の一環として売却されている。

 キャロウェイは今のところ、このエイペックスと呼ばれるアイアンについて如何なる情報も明らかにしていないが、これらのクラブは先般のPGAツアープレーオフ、ドイツ銀行選手権の練習場で初めて見かけられている。名前は、同社のプロ試打用クラブとして、テープで隠されていた。

 このクラブは9月4日、サンディエゴで開催されたキャロウェイ社の全米セールスミーティングで同社セールスに見せられたそうだが、それを知る数人の情報源によるとその名前はエイペックスだったそうだ。

 それに加えて、ゴルフウィーク誌がつかんだところでは、そのアイアンは多素材使用鍛造アイアンで、どうやら”鍛造飛距離重視アイアン”のカテゴリーに類別されるもののようだが、同社の同カテゴリー最新モデルは〈ディアブロ フォージド〉アイアンだ。

 どうやらエイペックスアイアンは、キャロウェイの〈Xフォージド〉や〈RAZR X〉マッスルバック鍛造アイアンなどの現存鍛造製品ラインを補完する機種として考えられているようだ。

 キャロウェイゴルフは既にベンホーガンブランドを、昨年アパレル大手企業のPerry Ellis社に売却しているが、〈エイペックス〉や〈エッジ〉など、ベンホーガンの伝統的クラブを象徴する一定の商標は保持していたようだ。

 キャロウェイ社のR&D部門主任のアラン・ホックネル氏は、これらアイアンをドイツ銀行選手権会場へテストのために持ち込んだようで、誰が使うのかは知られていないが、近い将来、同社契約プレーヤーの数人が使用することが予想されている。

 なお、キャロウェイゴルフはこのクラブを9月17日にメディアに対して発表することが予想されており、年内には発売される見込みのようだ。

 エイペックスブランドは、ゴルフの象徴的なブランドで、長く続いたベンホーガンの鍛造アイアンとしてだけでなく、同クラブに装着されていたトゥルーテンパー社のスチールシャフトの名称としても有名だ。

 なおベンホーガン社は、ベン・ホーガン自身によって1953年の秋、テキサス州フォートワースに設立され、後にAMF社、Minstar社、Cosmo World社、スポルディング社、キャロウェイ社と次々にオーナーが変わってきた歴史を持っている。

(ゴルフウィーク 9/5記事)

協力・河北俊正

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