取材の現場から

プロギアからまた個性派クラブが登場 時代はワンレングスより「3レングス」!?

通称“タラコ”と呼ばれたカーボンヘッドの〈インテスト〉、最近では三角ソールの〈Q〉など個性的なクラブを世に出してきたプロギアが、また一風変わったアイアンを出してきた。

それが5月末に発表された〈プロギア05アイアン〉(※以下、05)。ヘッドは構えたときに安心感のあるセミラージヘッド、ストレートで丸みを抑えたトップラインに細身のすっきりとしたブレード厚の構えやすいアイアンだ。

どこが変わっているのかというとシャフトの長さ。ミドル、ショート、ウェッジがそれぞれ同一のクラブ長で6番と7番が37.5インチ、8番からPWが36.5インチ、48/52/56度のウェッジが35.5インチの、いわば「3レングスアイアン」となっているのだ。

ゴルフトレンドウォッチャーのコヤマカズヒロ氏はこう語る。

「基本的に番手別に打ち分けるということ自体がけっこう難しい。厳密にいうとそのクラブごとに別のスイングをしなければいけない。かといってワンレングスだと長い番手は上がらない、短い番手は飛びすぎるみたいな問題が出るので。そのデメリットを補った3レングスはよいアイデアかと」

ワンレングスでは、ゴルフ歴が長い人ほど、ヘッドの見え方とシャフト長のバランスに、構えると違和感を覚えることもあったそうだが、この3レングスではそうした心配もなさそうだ。

筆者もコースで全番手を使用させてもらったが、最後にいわれるまで6番と7番の長さが同じ、などシャフト長が3段階になっていることに気づかず……。違和感などまったく覚えず、ミスに強い、球が上げやすいやさしいアイアンに感じた。純正カーボンシャフト〈MCI FOR プロギア〉が、軽量ながらしっかり感があり、非常に振りやすかったのも印象的だった。

ワンレングスのデメリットを払拭し、少しだけアイアンショットをシンプルにしてくれる3レングスアイアン。〈05〉はアイアンの精度に悩む人の救世主になるかもしれない。

(本誌・小路友博)
※週刊パーゴルフ2021年6月22・28日合併号「芝目八目」より

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