取材の現場から

カミロ・ビジェガス、娘の死を乗り越え2位で週末へ

<ザ・RSMクラシック 2日目◇20日◇シーアイランド・リゾート(米国ジョージア州)◇シーサイドコース(7005ヤード・パー70)、プランテーションコース(7060ヤード・パー72)>

今年も残すところあと2試合となったPGAツアー。今週の「RSMクラシック」は「64」、「66」のトータル12アンダーの2位で決勝ラウンドに進んだカミロ・ビジェガス(コロンビア)に、ゴルフ界から大声援が送られている。

4カ月前の7月、ビジェガスの一人娘・ミアちゃんが脳腫瘍のため亡くなった。わずか22カ月だった。

ビジェガスはパンデミックさなかの6月、ミアちゃんが治療で戦っているなか下部のコーン・フェリーツアーに参戦。「ミアが戦い続けているから、僕も戦う」と愛娘が厳しい病魔と闘っていることを涙ながらに公表した。

フロリダ州マイアミのニクラス・チルドレンホスピタルで手術を受けたが、7月下旬にその短い生涯を閉じた。

それからまだ4カ月も経っていないが、初日の早朝スタート前にはレンジでボールを打っていると虹が見えた。

「ミアのことを思い始めた。ミア、きょうはいい一日にしよう、そう言ったんだ」とビジェガス。初日はシーサイドコースで64をマークし、首位に並んだ。プランテーションコースの2日目は中盤でチャンスを生かせなかったが最終18番パー5でイーグル。首位を行くロバート・ストレブ(米国)と2打差で週末を迎える。

「まだまだたくさんのプレーが残されている。チャンスはある」と2014年の「ウィンダム選手権」以来のツアー6勝目を目指す38歳。

「2020年は本当にたくさんのことが起こって、今もまだ100%ではないけれど、だけどこうしてクラブを振れることにとても幸せを感じる」と話すビジェガスに、いいことが起こるようにと大声援。週末のプレーに期待だ。(文・武川玲子=米国在住)

記事提供:ALBA.Net(GGMグループ)
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