取材の現場から

先週のリベンジを誓う木下稜介「もしかしたらプレッシャーに強いかも」

三井住友VISA太平洋マスターズで、香妻陣一朗に逆転されて2位に甘んじた木下稜介が、リベンジの準備を着々と進めている。ダンロップフェニックス第2ラウンド。2アンダーの24位タイから出た木下は、6バーディ・1ボギーの66で回り、通算7アンダーは首位と2打差の4位タイで週末を迎えることになった。

ツアー初優勝を目指す木下は、「前半なかなか伸ばせず苦しい展開」とイーブンパーで折り返すと、後半に5つのバーディを奪ってスコアボードを駆け上がった。前半はオーバーを恐れて合わせるパッティングをしていたが、「一緒に回っている(池田)勇太さんが、けっこうしっかり打っていたので、それを見てオーバーしてもいいからしっかり打とうと切り替えたら入りだしました」と振り返る。

先週は首位で終盤を迎えながらも、一つ前の組で回る香妻が18番(パー5)で2打目を50センチにつけてイーグルを奪い、木下の手から“初優勝”がこぼれた。

「先週は(終盤)スコアが分かっていなくて、最後(香妻の2打目)も歓声も聞こえなかったので、イーグルは3打目を打ち終わるまで気がつきませんでした」

ギャラリーがいれば大歓声が沸くショットも、無観客開催のため木下の耳には届かない。いつの間にか1打ビハインドになっていた。

「日曜日はなかなか寝られず……、寝られない状態でした。まだチャンスがあると思って切り替えるしかなかった」と宮崎に乗り込んだ。「いいスタートがきれて、また3日目、4日目と優勝争いできると思うので、同じような状況になったときに何か対策というか、そういうのが必要だと思います。接戦じゃなくてちょっとスコアを広げて、次は勝てるようにしたい」と年内の初優勝を目標に掲げる。

先週の優勝争いの経験は、決して小さいものではない。

「自分の中では最後まで優勝争いできたのは初めてなので、それがすごい自信になっています。(初めての優勝争いに)すごい緊張するかなと思ったんですけど、そこまで緊張しなくて意外とスムーズにプレーができました。もしかしたらプレッシャーに強いのかなと思いました(笑)」

予選ラウンドから「スコアボードをガン見」して自分の位置を確認しているのも、先週とは違うところ。残り2日の戦いに注目だ。(本誌・小高拓)

パーゴルフ編集部インスタギャラリー