取材の現場から

えっ、キャディの頭に当たったのは打球でなく銃弾!? 韓国で実際に起きたシャレにならない話

4月23日、韓国の全羅南道(チョルラナムド)・潭陽郡(タミャン)にあるゴルフ場で、女性キャディが急に頭を抱えて倒れ、病院に搬送されて緊急手術を受けたところ、頭から実弾が発見されるという衝撃のニュースが飛び込んできた。韓国紙・中央日報が伝えている。

詳しい状況はこうだ。

「7番ホールのセカンドショットを前にキャディがゴルファーにクラブを渡そうとしたとき、『あっ!』という声を出した。その後、頭に何かが当たったようで、そのまま倒れこんだ。プレーしていた4人組は、ゴルフボールが当たって倒れたと思っていた。キャディの頭から血が出てたいたので、客は無線機を使ってゴルフ場に連絡をした。『ゴルフボールが頭に当たったようなので、キャディを変えてほしい』と」

近隣の病院に運ばれたキャディは、CT検査をしたが、そこでゴルフ場側は驚きの報告を受ける。

「2センチくらいの物体が頭に食い込んでいる」

ゴルフ場関係者は「キャディが倒れた場所にはゴルフボールが一つ落ちていて、みんなはボールが当たったと思っていたが、未確認物体が発見されてみんなが驚いた」と語っている。

緊急手術を受けたキャディの頭からは、5.56ミリメートルの実弾が発見された。あまりにも衝撃だ。

手術を受けたキャディは一命をとりとめたが、親族側は「銃に打たれた」と警察に申告。すぐに軍と警察が合同調査した結果、軍の射撃場との関連性が浮上したという。

同紙は「このゴルフ場の周辺には軍の射撃訓練場があることがわかり、その距離は1.4キロ。発見された実弾は軍が使用するもので、その有効射程距離は460メートル、最大射程距離は3300メートルだ」と伝えている。

射撃訓練場からゴルフ場まで十分に届く距離で、記事は「訓練の過程で発生した銃弾、もしくは流れ弾がキャディに当たった可能性は排除できない」と説明している。この事故を受けて潭陽郡は、ゴルフ場近隣の軍の射撃場を全面閉鎖するよう国防部に要請しているという。

もし韓国のゴルフ場に行く際はこうしたことも起こりうる可能性もあると、肝に銘じたほうがいいのかもしれない。

(本誌・金 明昱)
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