取材の現場から

GOLF Net TV連動「深堀圭一郎 KeyTALK」 第8回 時松隆光④

女子プロには真似ができない、男子プロの力技などをSNSで拡散したい!

深堀圭一郎が、ゴルファー仲間をゲストに招き、
ツアーでの出来事から普段聞けないような話までぶっちゃけトークを展開する「深堀圭一郎 KeyTALK」。
プロゴルファーの素顔に迫るこの番組は、GOLF Net TVで配信しています!
第8回のゲスト・時松隆光のトークも最終回。2019年のスタッツやスイングのこと、選手会長としてのビジョン、さらには贔屓の女子プロについて語ってくれました。

ゲンちゃんのスイングは肩の関節が凄く柔らかく、ゆっくりリズムだよね (深堀)

深堀 ゲンちゃんのスタッツを見てみると、ドライビングディスタンスが約280ヤードで75位なのが気になるね。イーグル率も78位だけど、これは状況にもよる。

時松 2019年はイーグルが2つでした。同じ日に2つ取って、それ以外はなかったですね(笑)。

深堀 そうなんだ(笑)。自分の中で意識しているものはある?

時松 飛ばないのでフェアウェイキープ率、それから地味なゴルフをするのでパーキープ率です。

深堀 パーキープ率が6位で、平均パットも16位だから、両方とも悪くないよね。次にゲンちゃんのスイングを見ていきたいんだけど、始動がゆっくりで肩の関節が凄く柔らかい印象。ゆっくり自分のリズムを作っているけど、早打ちしちゃうこともある?

時松 左に行く時は、そうだと思います。手打ちと言いますか…。

深堀 クラブ選び的には、シャフトはどんなタイプが好き?

時松 少し先が走るタイプですね。飛ばしたいのが理由なんですけど。

深堀 ロフトは?

時松 10度は絶対あります。僕的には、フェアウェイキープ率を維持しながら「飛ぶようになればいいな」と思いますね。

「選手の凄さを伝える」には、動画が一番だと思います (時松)

深堀 話は変わるけど、ゲンちゃんの一番大きなニュースと言えば、新選手会長になったことだよね。引き受けようと思った理由は?

時松 (石川)遼さんや(池田)勇太さんを始め、理事の方々が「フォローするから」と言って下さったのが大きいですね。

深堀 去年まで2年間、遼が選手会長をやって「男子ゴルフ界がどうすれば元気になるか」を考えていたよね。遼は、ファンの人に実際に選手個々を試合で見てもらい「楽しかった」みたいに伝わっていく「口コミ」が凄く大事だと言っていた。ゲンちゃんが今の時点で「男子ゴルフ界が良くなること」で気づいている点はある?

時松 僕個人として力を入れたいのは動画ですね。PGAツアーも同じですけど「選手の凄さを伝える」には、動画が一番だと思うんです。PGAツアーはプレー中でも、ギャラリーの動画撮影が許可されている点が凄いと感じます。その動画を見て口コミも増えると思うんです。女子プロには「真似ができないような力技」なども、SNSで拡散していけばと思います。

深堀 日本のツアープレーヤーは、今は半分近くが外国人だけど、その中で注目している面白い選手はいる?

時松 個人的にはガンちゃん(G・チャルングン選手)ですね。タイ人なんですが、ドライバーでティアップをほとんどしないんです。直ドラで一打目を打つんです。

深堀 その瞬間を動画で撮影して、見せてあげたら面白いよね。「直ドラの難しさ」や「なぜ直ドラにするのか」などを掘ってみるといいかもね。あとはY・E・ヤン選手なども『全米プロ』で勝っているんだよね。こういう凄い選手が日本ツアーに参戦しているのに、知らない人が多いと思う。

個人的に好きな女子プロは、原英莉花さんです (時松)

深堀 ゲンちゃんから見て、今の女子プロゴルフ界の勢いはどう見える?

時松 新しい選手が次々と出てきますよね。そこが一番大きいと思います。若返りますし、ゴルフウェアも可愛くなってきていますから。お客様も「見に行こう」という気持ちになるんだと思います。

深堀 女子プロにご贔屓がいるって本当?

時松 個人的に好きなのは、原英莉花プロですね。初めて会ったのが日本チームとタイチーム対抗の『アマタフレンドシップカップ』で、原英莉花プロとペアになったんです。最初に「可愛い!」と思いました。それでゴルフのスケールの大きくて好きになりました。アグレッシブに攻めますし…可愛いな~と思いましたね(笑)。

深堀 ハハハッ…女子は若い選手が次々に出てきて、みんな強いから喜ぶ人が多いよね。最後に個人として、さらに選手会長としての2020年のビジョンを聞きたいんだけど。

時松 個人的には、去年は勝てなかったので優勝したいですね。選手会長としては、男子ゴルフのファンの方々や関わっているみなさんに「良かったね」と思って頂けるようになりたいです。

深堀 時松隆光が良いプレーをすることが、選手会長としての一番のインパクトになると思う。色々あるとは思うけど、一人で背負い過ぎないように頑張ってね。今回は楽しい話をありがとうございました。

時松 ありがとうございました。



~ 次回からは浅地洋佑がゲストで登場します ~
■プロフィール
・深堀圭一郎/ふかぼり・けいいちろう
1968年10月9日生まれ、東京都出身。1992年にプロへ転向。ツアー通算8勝。ラテール・エンタプライズ所属。

・時松隆光/ときまつ・りゅうこう
1993年9月7日生まれ、福岡県出身。子供の頃に心臓の手術を受け、元気になって欲しいという父親の勧めでゴルフを始める。2012年にプロへ転向。ベースボールグリップを活かした独特の打法で、2016年に『ダンロップ・スリクソン福島オープン』でツアー初優勝。2020年は選手会長に就任し重責も担っている。ツアー通算3勝。筑紫ヶ丘GC所属。
パーゴルフ編集部インスタギャラリー