取材の現場から

GOLF Net TV連動「深堀圭一郎 KeyTALK」 第7回 木下稜介④

「クラブを握っている時が一番落ち着く…目指すのはシニアまでプレーできる息の長い選手!」

深堀圭一郎が、ゴルファー仲間をゲストに招き、
ツアーでの出来事から普段聞けないような話までぶっちゃけトークを展開する「深堀圭一郎 KeyTALK」。
プロゴルファーの素顔に迫るこの番組は、GOLF Net TVで配信しています!
第7回のゲスト・木下稜介、今回は最終回。どんな話が飛び出すでしょうか?


僕のスタッツ全部が微妙ですよね。良いのは平均ストロークだけ…… (木下)

深堀 稜介のスイングは、ドローボールの典型的な打ち方だよね。2019年のスタッツをチェックしてみると、ドライビングディスタンスが平均で約288ヤード(47位)だけど自分ではどう?

木下 もう少し飛ぶんですけど…。290ヤードは超えていけるかと。今年はドライビングディスタンスのホールで「木に当たって30ヤードぐらい戻ってくる」みたいなパターンが多かったんです(笑)。

深堀 日本の場合は、ディスタンスホールが少ないからね。本当は、もう少し数を増やさないと正確なデーターになりにくいかもね。

木下 僕のスタッツを見ると、全部が微妙ですよね…。

深堀 でもさ、平均ストロークの71.36(25位)は、この中では良い方なんじゃない?

木下 はい…良いのは平均ストロークだけですね。

深堀 パーオン率の65.11(40位)というのは、個人的にもう少し頑張って欲しいかも。例えば、パーオン率が20位ぐらい(現状40位)になって、サンドセーブ率が30位程度(現状61位)まで上がれば結果が違ってくると思う。フェウェイキープ率が57.81(25位)なんだから、これでパーオン率65.11(40位)はダメでしょ!

木下 全然ショットメーカーじゃないですね(笑)

深堀 ちょっとアグレッシブ過ぎるんじゃないの(笑)。すべてショートサイドから狙う…みたいな。

8割アプローチ練習した方がスコアがまとまり、粘り強さが出てくるはず。 (深堀)

深堀 パーキープ率の82.27(62位)もダメじゃない?

木下 全然ダメですね(笑)。僕の場合は「調子が悪いとスコアも悪い」みたいになっちゃうんです。トップ選手の人達は、調子が悪い時にもスコアをまとめてアンダーで上がってくるので…一体どうされているんですかね?

深堀 どうやっているんだろうね(笑)。昔は出来ていたけど…。

木下 2019年の『三井住友VISA太平洋マスターズ』で、深堀さんとラウンドさせて頂いた時に、練習の比率のアドバイスを伺って…ショット練習は自己満足の部分が強いと。そこで「ショット4割、ショートゲームを6割やりなさい」と教わりましたよね。

深堀 8割アプローチやってもいいけどね! そのぐらいの感じで練習した方がスコアがまとまると思う。稜介にも粘り強さが出てくると、近寄りがたい「嫌な雰囲気」が漂ってくると思うな。

木下 現状ではグリーンを外すと、すぐにボギーが出ちゃいます。

深堀 そこは「いやらしく」ならないと…これは自分にも言っているんだけど(笑)

息抜きはゴルフ。練習もトレーニングも大好きです! (木下)

深堀 話は変わるけど、稜介の息抜きは何?

木下 ゴルフです! 練習中も楽しいですし、トレーニングも好きですね。クラブを握っている時が一番落ち着きます。

深堀 ゴルフが大好きなんだね。ツアー仲間とか、普段はどういう人を付き合うことが多いの?

木下 高校の先輩の片岡大育さんとご一緒させて頂くことが一番多いですね。ツアーの練習ラウンド、食事、合宿などは、ほぼ一緒です。プロデビューした時から、ずっとお世話になっています。

深堀 木下稜介の目標とするゴルファー像はある?

木下 ゴルフが大好きなので、深堀さんや谷口さんのようにシニアまでプレーできるような「息の長い選手」になりたいです。ちなみに、長くプレーできる秘訣はありますか?

深堀 長生きするにはショートゲーム。谷口 徹、藤田寛之、手嶋多一…みんな同じ。50歳過ぎても食らい付いていられる人はショートゲーム巧者だよ。それから、自分をしっかり分かっていた方がいい。自分じゃないものを入れて、壊れてしまう場合もあるから。例えば、海外ツアーに行って「飛ばしたい」と思ってスイングを変えてボロボロになっちゃうとかね…。ショットは枠にソコソコ飛べば、どうにかなるから。最後に、2020年の目標を聞きたいんだけど。

木下 シードをキープしても優勝しなければダメだと思うんです。ですから、まずは優勝して1年の間に2勝目を挙げる…。2020年は年間2勝が目標です。そして、オリンピックに出場できるような選手にもなりたいですね。

深堀 貪欲に、そして自分のプレーを確実に分析して、優勝カップを掲げているシーンを見せて欲しいな。今回は楽しい話をありがとうございました。

木下 ありがとうございました!


~ 次回からは選手会長・時松隆光がゲストで登場します ~

■プロフィール
・深堀圭一郎/ふかぼり・けいいちろう
1968年10月9日生まれ、東京都出身。1992年にプロへ転向。ツアー通算8勝。ラテール・エンタプライズ所属。

・木下稜介/きのした・りょうすけ
1991年7月16日生まれ、奈良県出身。大阪学院大学の4年生時の2013年にQTで3位に入り、2014年にプロデビュー。2018年にはAbemaTVツアーで初優勝。2019年はレギュラーツアー6試合でトップ10入りを果たし賞金ランキングを大きく上げた。初のシード権獲得となった2020年シーズンに、さらなる飛躍が期待される。ハートランド所属。
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