取材の現場から

トラックマンセミナーで分かった新機能は“AIが留意すべき測定項目を指摘する!”

世界中のツアーで活躍するプロの、練習時の必須アイテムともいえるヘッド軌道&弾道計測器〈トラックマン〉。国内のティーチング活動でも次第に活用されるようになってきているが、そうしたレッスン現場の人たちを対象とした「トラックマンセミナー」が2月7日、横浜市内の大型練習場ハンズゴルフクラブで開催された。
ドライビングレンジやパター練習場で実体験も行われた
ドライビングレンジやパター練習場で実体験も行われた
会場を一杯に埋めた50人の参加者を前に、まずは〈トラックマン〉の基礎勉強。計測技術の最新情報などが話されたが、驚くべきはトラックマンという一つの機器の研究開発に139人もが従事していること。データ計測そのものを売る会社だけに、正確性をとことん極める姿勢が伝わってくる話だ。その後に披露されたのが、その研究開発陣がつくり上げ、1月下旬に米国で開催されたゴルフ用品の祭典「マーチャンダイズショー」で発表された〈トラックマン〉の最新機能。
パッティングでも20数項目のデータが計測されるようになる
パッティングでも20数項目のデータが計測されるようになる
その一つは、従来よりのパッティング計測のバージョンアップ。ショット同様に入射角やクラブパス、ボールスピードなど分かるのはもちろん、ヘッドのストローク幅やその時間、ボールのスキッド(跳ね)などまで20数項目が測定でき、既存のパッティング計測器にも負けない性能を誇るという。
計測機器の世界にもAIが入ってくる。見るべき測定項目をAIが提示してくれるようになるという
計測機器の世界にもAIが入ってくる。見るべき測定項目をAIが提示してくれるようになるという
さらに今回、新たに搭載されるようになるのがAIを活用した「トレーシー」という機能。これはトラックマン社が1億数千万回のショットデータに基づいて開発した、いわば練習課題を明確にするシステム。数発のショットに基づいて、その人が重点的に注視すべき計測データを自動的に提案してくれる。たとえばカット打ちでスライスが出ている人には「クラブパス」に留意しましょう、と提案されるわけだ。もちろん、その修正方法はレッスンプロに習うことになるが、データに基づいて留意すべきデータが明確になるのは、上達を確認するうえでも分かりやすくなる。

現在販売されている〈トラックマン4〉は2016年より販売されているが、この最新機能はソフトのバージョンアップによって行われるという。それは〈トラックマン4〉の内部のハードが高性能なため、ソフトの更新だけで十分に新機能も活用できるためだ。一部のユーザーからは〈トラックマン5〉の期待もされているが、現行機種で最新機能が使えるということは、全国各地に広まっているトラックマンで多くのゴルファーが体感できるということでもある。春までには最新機能への更新が可能になるとのことなので、トラックマン未体験の人も一度試してみてみると、スイング改善への課題発見の分かりやすさ、そしてプロが数百万円を出して自腹で買ってでも使いたいという理由が分かるはずだ。
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