取材の現場から

GOLF Net TV連動「深堀圭一郎 KeyTALK」 第5回 塩見好輝②

「先輩のアドバイスが転機に…アプローチだけ練習してピンを攻めるプレーを実現!」

深堀圭一郎が、ゴルファー仲間をゲストに招き、
ツアーでの出来事から普段聞けないような話までぶっちゃけトークを展開する「深堀圭一郎 KeyTALK」。
プロゴルファーの素顔に迫るこの番組は、GOLF Net TVで配信しています!
第5回のゲスト、塩見好輝の2回目のトークも盛り上がりました!


バーディチャンスから3パットになることも。何でも打っちゃうタイプでした (塩見)

深堀 好輝がプロ入りしたのは2013年だよね?

塩見 最初は大学4年の時にQTを受けて、ファーストとセカンドは上位で通ったんですが、サードでコケました。3パットを8~9回ぐらいして「メンタルが弱いなー」と思いましたね(笑)

深堀 3パットは、まったくダメな感じだったの?

塩見 バーディチャンスから3パットになるケースもあったので…。

深堀 ヨダレ出過ぎて打っちゃうタイプ?

塩見 そうですね。何でも打っちゃうタイプです(笑)

深堀 結果的には、サードで落ちたんだよね? その場合もう1年、次のQTで入れるようになるわけだ。当時、空いた期間は何をやっていたの?

塩見 サンヒルズというコースで、研修生みたいなことをしていました。それで、大学を卒業した年にプロテストとQTを再度受けて両方通ったんです。とはいえ、レギュラーツアーには出場できない状況で、マンデー(トーナメントの週の月曜日に開催され、勝ち抜くことでレギュラーツアーの試合に参戦できる)に出ていました。マンデーは、ほぼ全部通ったんです。

深堀 そこで、準備ができて「いざプロ2年目」という感じ?

塩見 果たして通用するのか…という気持ちがありましたね。有名な人達が集まる所に自分がいる…みたいな(笑)。そんな時に、谷原秀人さんと藤本佳則さんが一緒に練習ラウンドをしてくれて、色々教えて頂きました。

深堀 東北福祉大学の先輩達が、環境を作ってくれたわけだね。


アダム・スコットはスイング、スタイル、顔、すべてが完璧でした! (塩見)

深堀 レギュラーツアーでの結果はどうだった?

塩見 『東建ホームメイトカップ』も『つるやオープン』も予選落ちで、初めて予選を通過したのが『ミズノオープン』でした。この時は17位タイで競技を終えて、自分の中では賞金も高かったので「いい仕事」と感じました(笑)。

深堀 20位以内は、中途半端じゃ入れないし、トップ10はさらに1段階上のプレーが求められる。実際に、プロとアマチュアの違いはどの辺りで感じた?

塩見 劇的に違うのは「グリーンの速さ&硬さ」と「ラフの長さ」だと思います。それから距離も長く感じましたね。

深堀 しっかりした球を打たないと、スコアにならないよね。ラフは難しいし、フェアウェイからは「止まるボール」を打つ必要がある。ちなみに、アマチュアの時より「ショートゲームでスコアメイクが上手くなる感じ」はあった?

塩見 最初は、アプローチばかり練習していました。谷原さんから「アプローチだけやっとけ!」と言われまして(笑)。結果的に「ピンに攻めていける」ようになったんです。

深堀 良い先輩に恵まれて、ツアーに馴染む「きっかけ」が作れたんだね。ちなみに、2014年は『日本オープン』で、アダム・スコットと回っているよね?

塩見 アダム・スコットは、スイングが綺麗で好きなんです。しかも、スタイルが良くてイケメン。この人は「完璧だ!」みたいな(笑)。一緒にラウンドする前日の夜は寝付きが悪かったですが、朝イチでティショットを曲げて楽になりました(笑)。彼を見て「自分はここまでは無理かも」と思いましたね。あの球は打てない。


やみくもなトレーニングは逆効果。「自分に合う方法」を 見つけることが大切 (深堀)

深堀 好輝はプロ2年目にシードを獲ったけど、翌年に落としたじゃない。この時はどうだったの?

塩見 スイングを改造して、首に負担が掛かっていたんです。かなりシャットに上げて打つ感じで…。それと「身体を大きくして飛距離を伸ばしたい」と考えて、筋トレをやり過ぎたのも上手くいかなかった原因だと思います。

深堀 その辺がハマらなかったんだね。僕も1999年に相当トレーニングをしたんだけど、結果的に身体が全く動かなくなった。無知でやり過ぎたのが原因。開幕から6試合連続の予選落ちで終わったな…と(笑)。ボールは飛ぶようになったけど「距離感が合わない」「コントロール不可能」「ショートゲームが下手」みたいな感じ。それで途中で「これはダメだ」と思い、身体を柔らかくしようと考えて毎日マッサージとストレッチを通常の何倍もやった。すると7試合目でゴルフが元に戻って復調できたんだ。この時に「無知なトレーニングはやめよう」と強く感じたね。やみくもにトレーニングするのではなく「自分に合う方法」を見つけ出すことが大切だと思う。

次回も引き続き好輝に、スイングやゴルフクラブのことなどについて、聞いていきます。



~ 次回に続く ~


■プロフィール
・深堀圭一郎/ふかぼり・けいいちろう
1968年10月9日生まれ、東京都出身。1992年にプロへ転向。ツアー通算8勝。ラテール・エンタプライズ所属。

・塩見好輝/しおみ・こうき
1990年9月4日生まれ、大阪府出身。東北福祉大学で主将を務め、2012年には『全国大学対抗戦』など5つの団体タイトルを獲得。その後、プロデビュー2年目の2014年に初シードを手にするが翌年シード落ち。2020年はシード復帰を果たし、今後の活躍が期待されている。国際スポーツ振興協会所属
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