取材の現場から

ダボからの“バウンスバック” 石川遼が上がり4連続バーディで急浮上

<カシオワールドオープン 3日目◇30日◇Kochi黒潮カントリークラブ(高知県)◇7335ヤード・パー72>

風邪気味なのか、少し鼻声で取材の場に登場した石川遼。ラウンド中も咳払いをする場面が見られたが、「喉だけ。見ての通り、プレーには支障ありません」。そんな頼もしい言葉通り、「67」をマークして7位タイに浮上。最終日は、今季3勝目に向けて首位との5打差を追いかける。

トップと5打差の12位タイから出た第3ラウンドで、最初のバーディは難易度2位の2番パー3だった。左端に切られたピンの左サイドに1オンし、歓声を浴びて幸先良いスタートを切ると、前半でスコアを2つ伸ばして折り返した。10番でひとつ伸ばしたが、直後にバンカーにつかまりダブルボギー。好スコアをマークする選手が続出するなか、一度は優勝争い圏外へとはじき出された。しかし、15番から4連続バーディを奪ってホールアウト。この日の全体トップタイとなる8バーディを奪い、トータル10アンダーまで取り戻した。

首位との5打差をキープして迎える最終日。11番のスコアロスは悔やまれるが、「ダブルボギーを打ってしまったりすることで、リミッターが多少外れる。常に“行くしかない”と思っているけど、ふんぎりがつかないときはどうしてもある」。一度の“後退”がさらにエンジンに火をつけて、見事な“バウンスバック”を引き出した。

年間3勝を挙げたのは、2017年に賞金王に輝いた宮里優作が最後。ここで優勝すれば、賞金王への可能性もゼロではなくなる。「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」から予選落ちが続くなど一度は後退したが、ここからカムバックを果たせるか。(文・谷口愛純)

記事提供:ALBA.Net(GGMグループ)

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