取材の現場から

GOLF Net TV連動「深堀圭一郎 KeyTALK」 第3回 額賀辰徳③

「松山英樹との練習ラウンドが転機に…クラブの使い方の迷いを払拭し初優勝!」

深堀圭一郎が、ゴルファー仲間をゲストに招き、
ツアーでの出来事から普段聞けないような話までぶっちゃけトークを展開する「深堀圭一郎 KeyTALK」。
プロゴルファーの素顔に迫るこの番組は、GOLF Net TVで配信しています!
第3回のゲスト・額賀辰徳の3回目のトーク。今回の話題は???

英樹のミスショットからいいものをもらいました (額賀)

深堀 額賀は、2018年に『三井住友VISA太平洋マスターズ』で初優勝を挙げたよね。あの時期は試合に出場できること自体がステータス。試合会場も素晴らしくてグリーンもいいし、本当に「絵みたいなコース」だよね。そこでの優勝は凄いね。

額賀 本当にいい大会で優勝できたと思います。あの時は(松山)英樹と練習ラウンドをしたのが良かったですね。僕が気になっている部分の質問をして、その答えが出ましたから。英樹と練習ラウンドができたことについては、宮里優作さんに感謝しています。優作さんから「英樹と回るから」と言われたのですが、メディアの方も数多く来るだろうし、「一緒にやるのは止めます」と最初断ったんです。でも、「良い機会だからやろうよ」と再び優作さんに誘われてラウンドしました。

深堀 調子は良かったの?

額賀 そうですね。英樹もいい感じでした。もちろんミスもありましたけど…。でも、それ(松山のミス)も僕らはオイシイじゃないですか(笑)。良いショットから学ぶ部分もあるんですけど、「ミスショットからいいものをもらった」感じです。それについて、ラウンドしながら色々質問もしましたから。やっぱり「世界の松山英樹」は凄いと思いましたね。

深堀 大きなポイントは、どんな部分だったの?

額賀 インパクトゾーンのクラブの使い方です。そこが自分の考えと合っていたんです。これで迷いが無くなりました。

流れを変えるポイントって必ずあるよね (深堀)

深堀 優勝した時は、どの辺が印象に残っている?

額賀 6番ホールが、PAR5からPAR4になりましたよね。あそこ凄くタフじゃないですか。最終日はピンが右奥でしたが怖がらず、しっかり攻めてバーディを獲ったんです。ここからノッていけました。

深堀 確かに、流れを変えるポイントだね。例えば、17番の打ち下ろしのショートも距離があるじゃない。グリーンも大きくないし。

額賀 17番はティショットが大事じゃないですか。これが成功すれば、ほぼ上位でフィニッシュできるイメージがありましたから、凄く集中していました。結果的にグリーンに乗せることができたので「大事な1打」になりましたね。

深堀 オレも出場していて「アレ!? 額賀きた!」と思った。ここのコースはチャンス、勝つなら、一気に行っちゃった方がいいなと。18番のティショットは、バーディやイーグルを狙うぞ! みたいな気持ちはあった?

額賀 何も考えていなくて…もうフルスイングできた感じです。

深堀 最後のパットを決めた瞬間、自分の順位には気づいていたの?

額賀 バーディを獲った時に…でも「優勝した感覚」はありませんでした。上位ではフィニッシュできたと思いましたけど…。それで、アテストが終わってロッカーでおでんを食べていたんです。そこにキャディの人達が来て「秋吉選手がティショットOBだから優勝あるよ」と言われて…「へえ~」と思いました。

深堀 大物感が出たね(笑)

優勝後、英樹から「良かったッスね」って言われました(笑) (額賀)

深堀 賞金や車が貰える…みたいな感じはあった?

額賀 とりあえず「シードを獲れた」という気持ちでした。若い頃から試合に出場させて頂いていましたが、そんなに賞金を稼げる選手ではなかったので…。自分は優勝に恵まれないタイプだと思っていたんです。でも、運など色々な巡り合わせで勝てたので、オレにも神様が「微笑んでくれるのか」とビックリしました。

深堀 運が来る人は「何かをやり続けた人」。例えば、額賀の場合「優作が背中を押してくれた」ようにキッカケがあったんだと思う。優作も喜んだでしょ。

額賀 聖志さん以来と言っていました…うれしかったの。それぐらい喜んでくれました。

深堀 かなり久々(笑) 優勝した後、松山に会う機会はあった?

額賀 はい、「良かったっスね」と言われました(笑)

深堀 そうなんだ(笑)。次回も引き続き額賀プロに、スイングやドライバーの打ち方などについて聞いていきます。


~ 次回に続く ~
■プロフィール
・深堀圭一郎/ふかぼり・けいいちろう
1968年10月9日生まれ、東京都出身。1992年にプロへ転向。ツアー通算8勝。ラテール・エンタプライズ所属。

・額賀辰徳/ぬかが・たつのり
1984年3月28日生まれ、茨城県出身。アマチュア時代に数多くのタイトルを獲得し、2006年にプロへ転向。ツアー屈指の飛ばし屋で、2018年に『三井住友VISA太平洋マスターズ』でツアー初優勝を挙げている。
パーゴルフ編集部インスタギャラリー