取材の現場から

渋野日向子、首位に肉薄の最終パー5でまさかのボギーも世界トップの二人をスコアで圧倒

<TOTOジャパンクラシック 初日◇8日◇瀬田ゴルフコース 北コース(滋賀県)◇6659ヤード・パー72>

出だしの1番パー5ではベタピンバーディ。続く2番をボギーとしたが、前半だけで4バーディを奪い3アンダーとした渋野日向子は、一時首位グループに名を連ねたが、後半に入ると勢いが停滞した。17番までにひとつスコアを伸ばしたが、迎えた最終ホール。「情けない。笑うしかないです」と、3パットの上がりを悔いた。

今大会は上がりの17、18番がパー5。ここでスコアを伸ばしたいところだったが、短いパットを外してまさかの3パットボギーを喫した。「最後のでイライラしかないです。台無しです」と、パーで上がれば首位と1打差の3位タイ。バーディなら首位に並ぶという展開から、3アンダーの9位タイに後退してしまった。

序盤から2、3メートルのバーディチャンスを外すなど、「転がりがイマイチ合っていなくて、スライスラインが合っていなかった」と、強気のパッティングがひと筋違い。要所は抑えたが、グリーンで決めきれない展開となり、「もうちょっとアンダーパーで回りたかった。もったいないというのはあります」。

この日は人気のレクシー・トンプソン(米国)とユ・ソヨン(韓国)と同組。二人ともに2オーバー・58位タイと出遅れたが、「最初から2、30ヤード置いて行かれました」とレクシーとの飛距離差には脱帽するしかなかった。最終ホールの540ヤード・パー5では「乗るはずがないのに、2オンでイーグルですよ。ヤバい!」と、難なくイーグルを奪ったレクシーに度肝を抜かれた。

この日のドライビングディスタンス計測の2ホールは渋野が265、248ヤードで平均256.5ヤード(全体4位)。対するレクシーは284、255ヤードで平均269.5ヤードの全体2位だった。13ヤードの差はあっても、そのほかの米ツアー組に負けない飛距離をたたき出した。「なんであんな球が打てるんだろう」と首をかしげたが、自身は課題として挙げているグリーン周りのロブショットを成功させるなど、上々の位置で週末に入る。

「辛口コメントしかないです」と口をつくのはマイナス面の話しばかり。それでも首位とはまだ2打差。「あと2日、60台で回りたいです」と、米ツアー2勝目を狙える位置から、なお気を引き締めた。全英女王が母国開催で凱旋優勝なるか。週末も渋野の動向から目が離せないのは間違いない。(文・高桑均)

記事提供:ALBA.Net(GGMグループ)

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