取材の現場から

東海クラシックを制したショーン・ノリス。“歩くように打つ”のはなぜ!?

国内男子ツアー「トップ杯東海クラシック」の最終ラウンドが行われ、2位に1打差の単独首位で出たショーン・ノリスが3バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの「72」とスコアを落としながら、秋吉翔太、時松隆光を1打差で振り切り、今季初優勝、ツアー通算4勝目を挙げた。

最終日1番(パー4)、2番(パー4)と連続バーディを奪いリードを広げたが4番(パー4)、5番(パー3)で連続ボギー、6番(パー4)はダブルボギーとスコアを落として、後続との差が無くなった。悪い流れで迎えた難易度1位の7番(パー4)は、ティショットを右のラフに入れて、ピンまで残り240ヤード。「スコアを落として、すごい怒っていました」とキャディを務めた弟のカイリさん。怒り心頭のノリスはバンカー越えの2打目を6番アイアンでピン方向を狙った。無謀にも見えたショットだったが、「フルスイング! フライヤーね!」と、ボールはグリーンエッジに着弾してピン奥5メートルに止まった。バーディパットは惜しくも外れたが難しいホールをパーで切り抜けたことで落ち着きを取り戻し、それ以降は1バーディ、ノーボギーと安定した内容でスコアをまとめた。

ノリスは身長188センチ、体重100キロの大柄な体格で、フェードボールを巧みに操る。テレビ中継を見ていた方は気づいただろうが、インパクト直後にすぐに右足を前に送り出して、”歩くように”打っていた。平らなライからでもだ。その理由を尋ねてみた。

「ドローボールを打っていた5~6年前は調子が悪くて成績が出ていませんでした。球筋をフェードボールに変えたことで成績が良くなりました。フェードボールを打つときは、左に体重移動をしないといけません。打ったあと右足を出すことで、体が止まらずに体重移動できますし、ドローの時のインサイドから入りすぎる悪い癖も出ません。プレッシャーがかかった場面でも、しっかり体が動くんです」

優勝争いの緊張する場面でも安定してフェードボールを打つために“歩くように”打っていたのだ
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