取材の現場から

稲見萌寧、ツアー初Vの陰に最新シャフト〈ジャック〉あり!

センチュリー21レディスでツアー初優勝を遂げた19歳の新鋭、稲見萌寧。そして同大会の2位タイの青木瀬令奈には共通点があるのをご存じだろうか?

実は2人ともドライバーのシャフトがUSTマミヤの〈アッタス11(ジャック)〉(以下ジャック)なのだ。稲見はニッポンハムレディスクラシックから同シャフトを使用。いきなり2位タイと優勝争いに絡んだ。青木もセンチュリー21の前週のサマンサタバサレディースでも9位タイと上位に。もちろん他の要因もあるだろうが、この新シャフトが結果を出す一助になったのだろう。

稲見によると、「〈ジ・アッタス〉の5Sから〈ジャック〉の5Xに替えました。もともと余計なしなりがなく、動かないシャフトがいいと思っていたので。即替えるって感じではなかったんですけど、5Xが打てたので」と、フレックスを硬くしたことで振りやすくなり、投入を決めたという。

以前にテストをした何人かのプロに話を聞いたが、〈ジャック〉は中間部が硬く手元と先端がしなるダブルキックのようなフィーリングのシャフトだという。それでいてヘッドの挙動は安定し、ボールの打ち出しが高くなると同時に、振り味がいい、もっとキャリーを出したいゴルファーに合うモデルだという。

USTマミヤのツアー担当者を直撃すると、

「正式な発表前なので多くは話せませんが、飛びの3大要素(高初速、高打ち出し、低スピン)のうち一つに特にフォーカスして完成したシャフトです。ボールとヘッドの性能を最大限に引き出し、最近飛ばないと思っている方には特効薬となるお助けモデルです」

飛距離アップのために同社の持つ技術をすべてつぎ込んだ自信作。稲見や青木の活躍が契機となり今後はテストするプロもさらに増えるだろう。

(本誌・小路友博)
※2019年8月20・27日号「芝目八目」より

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