取材の現場から

石川遼、“池ポチャ”で消耗もバーディ締めで食らいつき いざ36H決戦へ

<日本プロゴルフ選手権大会 第2ラウンド◇6日◇いぶすきゴルフクラブ(鹿児島県)◇7212ヤード・パー71>

久々の首位タイ発進を決めた石川遼は、第2ラウンドでも順調にスコアを伸ばしていった。前半を3アンダーでまとめて首位タイをキープ。後半12番のボギーで1打差に後退したが、15番でバーディを奪ってトータル10アンダー・単独首位と抜け出した。

このまま快走するかに思われたが、池越えの17番パー3でピンチが訪れる。「フォローかどうかジャッジを悩んで7Iを持ったけど、池が全然見えていなかったので1番手ジャッジが違った。キャリーはちょうど赤線の上にボールの後があった」と、7番アイアンで放ったティショットが、ペナルティエリアを示す赤線をわずかに超えず、バウンドして池に落ちた。ボールが赤線を越えたかどうかの協議が数分にわたって行われたが、「超えていない」と判断されたため、池の手前に戻って打ち直し。3打目は残り170ヤード、これをピッチングウェッジで打って3mにつけてナイスボギーとした。

「17番でどっと疲れがでたというか、体力や精神力をすごく使った」と息を吐いたが、最終18番では約6mを沈めてバーディ締め。再びトータル10アンダー・首位タイに名前を連ねて決勝ラウンドに進む。

明日は久々の“36ホール決戦”となるが、長丁場はお手の物。「慣れているし、嫌いじゃない。今年もツアー選手権の前に36回りましたし、36回った後にショートコースに行ったりというのもやっていた」。加えて、12年前に快挙を達成したのも36ホール決戦だった。2007年の「マンシングウェアオープン KSBカップ」では暴風の影響で、今大会同様に初日が中止。72ホールを完遂するため、33位タイまでのプロ40人と“アマチュア1人”に人数を制限して決勝ラウンドを実施した。そのアマチュアこそ、当時高校1年生だった石川。最終ラウンドで4打差を逆転し、ツアー最年少優勝を達成した。

27歳で迎える本戦での長丁場に「とにかく、今は寝る(笑)。明日は、“すごい元気に迎える初日”くらいでやりたいなと思います」。まずはタフな一日を戦い抜く。(文・谷口愛純)

記事提供:ALBA.Net(GGMグループ)

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