取材の現場から

今季欧州で低迷する谷原秀人 年間ポイント200位でも焦らぬ理由は?

欧州を主戦場とする谷原秀人の向上心が止まらない。

2017年から欧州を主戦場とする谷原だが、今季は10試合に出場して、オマーンオープンの23位タイが最高で予選通過はわずかに2回。レースtoドバイの年間ポイントは200位と落ち込んでいる。

約1年半ぶりに日本ツアー出場となった~全英への道~ミズノオープンatザ・ロイヤルゴルフクラブも予選落ちに終わったが、前向きだ。

「まだまだ、半分もできていないですからね」

実は今年3月から新たなコーチと契約を結び、新スイングに取り組んでいる。

「スイングをよくしたいんです。永遠の課題です。今までやっていたことと真逆の動きです。知識がなかったから仕方ないけど、正しい知識に出会えました」

谷原の新コーチは、ツアープロコーチの吉田直樹氏。かつては自ら選手として活動し、世界の一流と呼ばれる多くのコーチの元を訪れた。そこで得た知識やトップ選手のデータを分析するなどして、地面反力などの最新理論を提唱している。谷原以外にも密かに門を叩くツアープロは多い。

YouTubeで吉田コーチの動画を見た谷原がアプローチしたのがきっかけで、契約に至った。

「手を使わずに足を使って打つスイングに取り組んでいます」(吉田コーチ)

地面反力など効率のいいスイングに取り組んでいる最中なだけに「試合で結果が出ないのは仕方ない」と、谷原は割り切っている。

ミズノオープンでの練習日、トラックマンのデータでキャリー290ヤード越えを連発するなど、その成果は見て取れる。

「手応えはあります。身につけられるようにがんばります」

40歳を迎えてもまだまだうまくなりたい向上心が強い。このスイングが身につけば、さらに世界の舞台で輝ける。地面反力のように、大きく羽ばたく助走期間というわけだ。

(本誌・小高拓)
※2019年6月18日号「芝目八目」より

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