取材の現場から

渋野日向子、“7球入れるまで帰れません”練習で強くなった

ワールドレディスサロンパス杯を制したのは、“黄金世代”の一人、20歳の新鋭・渋野日向子。今季平均パット数1位を走る彼女のツアー史上8人目となるメジャーでの初優勝を後押ししたのは、好調のパッティングだった。

渋野のパット練習法は師事する青木翔コーチ考案のもの。カップから1メートル離れた場所にティを挿し、そこからまた50センチずつ円を描くように9本のティを挿していく。1メートルから5メートルの距離となるが、そのティの位置から打っていって、9球中7球入れないと練習が終わらないというもの。

「円を描くようにすると、様々なラインから打つことができますし、入れるまで帰れないというプレッシャー下で練習することで重圧にも強くなります。パットが苦手だった選手がここまで入るようになったのだから、効果はあったと思います。厳しいときは9球全部という時もありました(笑)集中力の使い方が上手くなったと思いますよ。ストロークのことばかり考えず、自分がどこに打ちたいのか、どういうタッチで打ちたいのか大事なんです」(青木コーチ)

最初は3時間以上かかったというこの練習。今では30分程度で終わるまでに上達したが、こうした地道かつ効果的な練習法が、今季の勝利につながったようだ。はじけるような笑顔が印象的な令和初メジャーで誕生したニューヒロイン、勝負強いパッティングでまだまだ勝ち星を積み上げてくれそうだ。