取材の現場から

成田美寿々、スパイダーXで3パット撲滅!

国内女子ツアー第5戦、ヤマハレディースオープン葛城を制したのは成田美寿々。最終日スタート時点で首位のアン・ソンジュとは4打差がついていたが、それをひっくり返しての勝利。“逆転の成田”の異名通りのチャージを演出した14本はどのようなクラブだったのか。ゴルフ専門ネットテレビ局「ゴルフネットTV」などで活躍する元ツアーレップ、Dr.カタオカこと片岡裕次が勝者のセッティングを斬る。

「第4戦のアクサレディスから使用しているパター、テーラーメイドの〈スパイダーX-72〉が優勝に大きく貢献してくれたようですね。葛城のような難コースではショートパットが楽に打てたのは大きいでしょう。スパイダーは直進性の高いパター、成田選手はそれに中尺用の重いグリップを入れて使用していました。今季優勝した、上田桃子選手、河本結選手が使用していたパター同様、ヘッドとグリップに重量があるカウンターバランス型のパター。これがストロークを安定させてくれたのでしょう。課題だった3パットを撲滅させたのは大きかったですね。こうしたパター変更がスパっとできる成田選手はメンタルの強さを感じますね。また、ドライバーもアクサからキャロウェイの〈エピックフラッシュ サブゼロ〉に。彼女はフェーダーなのでボールにスピンが入りやすい、しかしサブゼロは浅重心でスピン量が減らせるクラブ。その辺が飛距離アップにつながったのでしょう。キャロウェイさんのクラブはヒールヒットに強い印象があります。フェーダーはヒールに当てやすいので、ミスにも強く安定感も増したのでしょうね」

新パターと新ドライバーで昨季の賞金女王に競り勝った成田。「逆転する気はなかったというか、毎日3パットをしない、がっつかない、というのを目標にやっていた。こういうゴルフを4日間して優勝することができたのはすごく自信になる。また違った成田美寿々が生まれたのかなと思う」(成田)。さらに強くなった新生・成田美寿々の誕生だ。

【成田美寿々のクラブセッティング(WITB=What’s in the Bag)】
1W:キャロウェイ エピックフラッシュ サブゼロ
(9.5度、テンセイ CKオレンジプロ S/45.25インチ)
3W:ロッディオ Tスプーン
5W:ロッディオ Tスプーン
UT:PXG UT 0317X(22度、25度)
6I~P:PXG 0311P フォージド
ウェッジ:PXG 0311(50度)、モダート SDT168(56度)、モダート T168(60度)
PT:テーラーメイド スパイダーX-72
B:スリクソン Zスター XV ボール