昨年11月にツアーデビューした〈プロV1〉シリーズの最新作が2月8日から発売される。日本ツアーではシーズン中にもかかわらず、4戦目にして7割以上の選手が新シリーズにスイッチするほど完成度が高いと評判だったが、具体的な進化のポイントも明らかになった。
3層構造の〈V1〉は、ボールの硬さやコアの硬さに変化はないが、コアの配合を変えるなど硬度の均一性を高めた。ま軟らかいカバーを薄くして、中間層を厚くした。今までどおりショートゲームではしっかりスピンがかかり打感も柔らかい。軟らかさを兼ね備えながら、ボール初速がアップし、飛距離性能が上がったという。
4層構造の〈V1x〉も同様にコアを進化させ、軟らかいカバーを薄くし、中間層を厚くすることで、初速がアップし、飛距離性能が上がった。
それぞれの違いは、前シリーズ同様、V1もV1xもロングゲームの飛距離性能は同じだが、飛ばし方が異なる。V1は中弾道でランが出やすく、V1xは、中高弾道でキャリーが出る。また、アイアンやショートゲームでは、V1はV1xと比べるとスピン量はやや少なくなるが、打感が柔らかいという違いがある。
また、プロV1シリーズ10代目にして、初のカラーボールとなる黄色が3月に発売される。一般ユーザーからカラーボールの要望が多かったことから、黄色いV1が実現した。この黄色いV1、米ツアーでは、ウェイストマネージメントフェニックスオープンから提供を開始し、バッバ・ワトソンが使用した。今後は米チャンピオンズツアーや米女子、米下部、欧州ツアーにも提供される可能性があるという。
ギアに詳しいティーチングプロの“QP”こと、関雅史が「V1シリーズは、表面を熱処理する製法のため、カラーボールを作るのが難しいといわれてきました。大きな進化だと思います」というように、V1ユーザー待望のカラーといえる。
V1を使用する藤田寛之は、黄色が発売されることに、「えっ! 知らなかった」と驚きの様子。
「でも、ありがたいですね。最近、フェアウェイに落ちたボールが見にくくなっていました。特に天気が悪い日には。黄色だと見やすいから、使ってみたいです。V1を使うシニアには朗報ですね」
今年50歳を迎える藤田は黄色の登場を待ちわびる。これまでカラーボールを使うならプロV1シリーズの使用を諦めざるを得なかったが、その問題が解決された。日本はカラーボール市場が大きいが、ボール界の絶対王者がカラー市場にも乗り込んでいく。
(本誌・小高拓)
3層構造の〈V1〉は、ボールの硬さやコアの硬さに変化はないが、コアの配合を変えるなど硬度の均一性を高めた。ま軟らかいカバーを薄くして、中間層を厚くした。今までどおりショートゲームではしっかりスピンがかかり打感も柔らかい。軟らかさを兼ね備えながら、ボール初速がアップし、飛距離性能が上がったという。
4層構造の〈V1x〉も同様にコアを進化させ、軟らかいカバーを薄くし、中間層を厚くすることで、初速がアップし、飛距離性能が上がった。
それぞれの違いは、前シリーズ同様、V1もV1xもロングゲームの飛距離性能は同じだが、飛ばし方が異なる。V1は中弾道でランが出やすく、V1xは、中高弾道でキャリーが出る。また、アイアンやショートゲームでは、V1はV1xと比べるとスピン量はやや少なくなるが、打感が柔らかいという違いがある。
また、プロV1シリーズ10代目にして、初のカラーボールとなる黄色が3月に発売される。一般ユーザーからカラーボールの要望が多かったことから、黄色いV1が実現した。この黄色いV1、米ツアーでは、ウェイストマネージメントフェニックスオープンから提供を開始し、バッバ・ワトソンが使用した。今後は米チャンピオンズツアーや米女子、米下部、欧州ツアーにも提供される可能性があるという。
ギアに詳しいティーチングプロの“QP”こと、関雅史が「V1シリーズは、表面を熱処理する製法のため、カラーボールを作るのが難しいといわれてきました。大きな進化だと思います」というように、V1ユーザー待望のカラーといえる。
V1を使用する藤田寛之は、黄色が発売されることに、「えっ! 知らなかった」と驚きの様子。
「でも、ありがたいですね。最近、フェアウェイに落ちたボールが見にくくなっていました。特に天気が悪い日には。黄色だと見やすいから、使ってみたいです。V1を使うシニアには朗報ですね」
今年50歳を迎える藤田は黄色の登場を待ちわびる。これまでカラーボールを使うならプロV1シリーズの使用を諦めざるを得なかったが、その問題が解決された。日本はカラーボール市場が大きいが、ボール界の絶対王者がカラー市場にも乗り込んでいく。
(本誌・小高拓)