取材の現場から

34年ぶりの大幅なルール改定施行から1カ月 関心度を示すルールブックの売れ行きは?

1985年以来の大幅なルール改定となった今年。施行からほぼ1カ月が経過し、旗竿を挿したままパッティングしてよいこと、ドロップはヒザの高さからボールを落とすことなどは、実際のプレーで実感した人もいるだろう。その一方で、エンジョイ派の中にはルール改定は知っていても、具体的なことを知らない人はまだまだ多い。

では、ルール改定へのゴルファーの関心度はいかほどなのか。そのバロメーターとなり得るルールブック(規則書)の売れ行きを発売元の日本ゴルフ協会(JGA)に聞いてみると…。

今回の改定で初めての試みとして、従来の『ゴルフ規則』とは別に、競技運営に関した記述を減らしプレーに関する記述に絞った簡易版の『プレーヤーズ版』も作られている。従来の規則書は複雑で分かりにくく読んでいないという声に応えたもので、A6変形判とコンパクトで価格も600円(税別)と、競技をしない人でも手にしやすくなっている。

それが功を奏しているようで、まだ規則書の販売が始まってから2カ月ほどで比較はしにくいというものの、JGAは「前回2016年のルール改定時の規則書の発売開始直後よりも、売り上げ部数が増えているのは間違いないです。新ルールが注目されていることを実感しています」と、手応えがあるようだ。

しかも『プレーヤーズ版』と『ゴルフ規則』の売り上げ比率も8:2~9:1とのことで、簡易版を作った狙いどおりに、広く行き渡り始めているようだ。事実、JGAには、米ツアーのテレビ中継の解説などを聞いたエンジョイ派ゴルファーからの問い合わせが増えているという。3月になれば国内女子ツアーも開幕し、テレビ観戦によってさらに新ルールの認知は高まってくるだろう。

規則書は難しいと食わず嫌いせず、大改定を機に一度、JGAのホームページから一冊取り寄せてみることをお勧めする(基本的に、一般の書店やゴルフ場、練習場では販売していない)。新ルールの内容だけでなく、言葉の表現方法もやさしくなりイラストも多用されるようになった点など、従来の規則書からの様変わりにも驚かされるはずだ。

(本誌・中澤浩治)
文・編集部 ※2019年2月12日号「芝目八目」より

2019年2月12日号(2019年1月29日発売)の芝目八目では、以下のようなラインアップでゴルフ界の気になる最新情報をお届け中です。
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