坂田信弘のラウンド進化論 かぶせグリップから生まれる止まる球

50歳を過ぎると、筋力や柔軟性、瞬発力や反射神経など、体のあらゆる部分がピークのころとは変わってくる。それに対応するには、ゴルフに対する考え方(=ゴルフ脳)を、50歳以上仕様に切り替えることです。

『坂田信弘のラウンド進化論』は、週刊パーゴルフにて連載中!
最新号(4月20日号)では「自分のクラブにほれ込め」を掲載!
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ピンまで100ヤード以内。“プロのようにバックスピンで球を止めるのは無理。球を止めるには、高い球が最善”と、考えてるアマチュアの方は多いと聞く。「高く打って球を止める」は教科書の教えであるが、ゴルフには理屈では説明できないことが多くあるのも事実である。その一つが、グリップをかぶせて球を止める方法だ。それは経験則から生まれたシンプルな技術であった。

グッドショットの許容範囲を広げる

 18ホールすべてバーディを取ることは無理と思うが、ゴルフの理想であることに間違いはない。私は塾生に、男なら7つ、女なら5つのバーディを取れと教えてきた。男子でバーディ7つ、女子で5つのゴルフができれば、残りホールでボギーやダブルボギー、トリプルボギーを叩こうともプロでやっていけると教えた。

 全ホールでバーディを狙おうとするなら、男は350ヤード、女は270ヤードの曲がらぬ飛距離がいる。それができるのは、世界でトップの人間だけだ。

 しかし、世界トップの人間が最初から全ホールバーディ狙いのゴルフができたわけではない。最初は18ホールで一つのバーディ狙いから始まり、7つ、あるいは5つのバーディを狙うゴルフに入り、ボギー、ダボを恐れないゴルフへ進化していったのである。

 日本のゴルフコース。グリーンの平均サイズは直径30メートルだ。端5メートルにカップを切ることは少ないから、グリーン真ん中に打っていけば、残る距離は10メートル以内という計算になる。

 ピンがグリーンの端ギリギリに立っているときは真ん中を狙う。その結果、10メートルが残ったなら、そのショットはベストのショットなのであります。1メートルに寄ることだけがグッドショットではない。グッドショットの判断は己にありだ。

 10メートルに寄ればグッドショットと思う。すると次のパッティングがラクになる。10メートルに寄ったと思うか、10メートルもあるのかと思うかで、次のパットへの気持ちは異なるであろう。

 気持ちがラクになれないと、いいスコアは生まれない。気持ちを追い詰めれば予期不安が出る。「ミスしたらどうしよう」の繰り返しは楽しくない。苦しいだけのゴルフはスコアも苦しくなる。いいスコアを求めるなら、ショットの結果にニコッと笑える気持ちが欲しい。

 その余裕をつくるための、自分なりのグッドショットの距離決めなのであります。

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