鴻江理論が導く新常識「あなたは、うで体? あし体?」(18)

練習打席で選ぶべき階数は
体が沈み込む“うで体”は2階、アッパーで打つ“あし体”は1階

うで体タイプは、2階打席で練習したほうが正しく動きやすい

N澤 国内男子ツアーだと、フジサンケイクラシックが開催される富士桜カントリー倶楽部や、三井住友VISA太平洋マスターズの太平洋クラブ御殿場コースなどは、世界遺産の富士山が望めて景観は最高だし、トーナメントが開催されるチャンピオンコースでもあります。アマチュアにとっては、一度はラウンドしてみたいコースです。

鴻江 夏の雄々しい富士山もいいですが、やっぱり雪化粧を纏(まと)った富士山は美しいですよね。秋はゴルフのベストシーズンですから、富士山周辺のコースを訪れるゴルファーも多いでしょうね。

N澤 富士山周辺のコースは大好きなんですが、私はスコアがイマイチなことも多いんですよね。

鴻江 苦手意識とか、スコアがまとまらない原因がどこにあるのか、思い当たることはあるんですか?

N澤 個人的な好き嫌いになってしまうんですけど、富士山の裾野などにあるコースだと、たまにドライビングレンジが打ち上げになっていたりするんです。正面に富士山が見えて景色は最高なんですけど……。

鴻江 裾野の傾斜があるから、富士山に向かって打ち上げになるわけですね。

N澤 あと、地方の練習場とかでも、山の斜面に向かって打っていくような、強い打ち上げの練習場もあったりしますよね。あれも苦手なんですよね。意識しているつもりはないんですが、ボールを高く上げようとしているのか、スイングがおかしくなってしまうんです。

鴻江 なるほど。でも、それは個人的な好き嫌いではないと思いますよ。

N澤 どういうことですか?

鴻江 打ち上げの練習場が苦手だったり、スイングをおかしくしてしまうのは、N澤さんが“うで体”タイプだからですよ。

N澤 そうなんですか?

鴻江 ちなみに、いつも通っている練習場では1階打席、2階打席のどちらで打ちますか?

N澤 ウーン、2階打席のほうがボール単価が安いので基本的には2階ですね。ただ、アプローチの練習もしたいなと思ったときは、1階打席でも練習します。

鴻江 N澤さんのような“うで体”タイプは、1階よりも2階打席で練習したほうがいいんですよ。

N澤 それはどうしてですか?

鴻江 一般の練習場だと、緩やかな打ち上げの構造をしているところが少なくないですよね。

N澤 ボールの回収がしやすいとか、雨の水はけを考慮すると、傾斜をつけたほうがいいですからね。

鴻江 そのため、1階打席は緩やかな打ち上げに向かって打つことになります。打ち上げだと、どうしてもアドレスの目線が高くなるし、いつもどおりに打球が上がっていないように錯覚しやすいんです。さっきN澤さんがいったように、ボールを高く上げようとしてしまうために、“うで体”のスイングタイプに合わない動きが入りやすいんです。

N澤 なるほど。“うで体”タイプはダウンスイングで体を沈み込むように使って、ダウンブローにボールをとらえていくタイプでしたね。

鴻江 はい。打ち上げになる1階打席だと、いいイメージでスイングしにくくなってしまうんです。

N澤 確かにそうですね。

鴻江 なので、“うで体”タイプは1階よりも2階打席で練習したほうがいいんですよ。2階なら打ち下ろしになるので目線も下がるし、自然と上からダウンブローにボールをとらえるイメージになりますからね。

N澤 1階打席のほうが、よりコースの状況に近いから、ラウンド直前は1階で打ったりしていたんですが、“うで体”の私には逆効果だったんですね。

鴻江 ショットの練習は2階打席、1階打席を利用するときは短い距離のアプローチ練習のみに限定したほうがいいでしょう。

N澤 分かりました。これからはそうすることにします。

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