坂田信弘のラウンド進化論 男子選手は焦らず育てる

50歳を過ぎると、筋力や柔軟性、瞬発力や反射神経など、体のあらゆる部分がピークのころとは変わってくる。それに対応するには、ゴルフに対する考え方(=ゴルフ脳)を、50歳以上仕様に切り替えることです。

『坂田信弘のラウンド進化論』は、週刊パーゴルフにて連載中!
最新号(9月29・10月6日合併号)では「呼吸を使って体の中心に“気持ちの縦線”を通す」を掲載!
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渋野日向子、畑岡奈紗、古江彩佳ら、ここ3シーズン、20歳前後の女子プロゴルファーの活躍は急だ。一方、「男子のスターは現れないのか」という声を聞く。「スター不在が今日の男子ツアー衰退の原因ではないか」との声も出ているようだ。その指摘、間違いではないと思う。その理由を述べさせてもらう。

女子は全体成長、男子は部分成長

 女子ゴルファーは若いうちから、欧米の選手と競うことができる。だが男子が同じように20歳前後で活躍するのは非常に難しいことである。

 その理由は、男女の成長の仕組みの違いを原因とする。

 女子の場合、初経を迎えると子どもを産むための体の変化が生じる。体全体が均一に大きくなっていく。全体成長の始まりである。

 全体成長は、体のバランスが崩れない。小学生のときに体で覚えたスイング型とリズムを崩すことなく中学校と高校を過ごしてゆき、体が大きくなるほどに筋力は増し、スイングスピードは上がり、飛距離は伸びていく。

 一方、男子は精通を迎えた後、種の保存のために体の成長は闘争の領域に入っていく。部分成長である。身長がグンと伸びたり、頭が大きくなったり、手足が伸びたり。部分部分が大きくなりながら成長していく。

 部分成長の過程においては、スイングがいっぺんで変わる。

 長男の坂田雅樹も、ひと晩で背が伸びるほど、部分成長が激しかった。そのため試合に出て「いいスイングをしているな」と思っても、翌週にはスイングが悪くなるということもあった。

 ここで禁物なのは、スイングが悪くなったからといって指導者がスイングをいじることだ。部分成長の途中でスイングをいじってしまうと、過去のよき面は崩れる。

 男子の部分成長が終わるのは21~23歳ごろだと思うが、プロを目指す男子のゴルフの始まりは、そこからである。

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