坂田信弘のラウンド進化論 見えているところに球は飛ぶ「本能力」でうまくなる

50歳を過ぎると、筋力や柔軟性、瞬発力や反射神経など、体のあらゆる部分がピークのころとは変わってくる。それに対応するには、ゴルフに対する考え方(=ゴルフ脳)を、50歳以上仕様に切り替えることです。

『坂田信弘のラウンド進化論』は、週刊パーゴルフにて連載中!
最新号(5月12・19日合併号)では「“ヒザ閉じジャイロ”で背中を使って飛ばそう」を掲載!
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プロゴルファーには本能が宿るし、本能の生かしよを知っている。「高い球を打つ」と思えば、自然と高い球の出るスイングになる。「本能力」を生かしているわけだが、本能力を持っているのはプロゴルファーだけではない。本能は人が誰しも備えている能力であり、生かす手段を知ればイメージどおりのショットを打つことが可能となるのです。

同じミスの繰り返しは心に恐怖を宿す

 2018年の全英オープン最終日。

 タイガー・ウッズは11番でダブルボギーを叩いた。4番アイアンを手にしたセカンドショットで、ヒザが伸びた。そして体の動きのスムーズさがなくなり、チーピンを打った。私はそれを目の前で見ていた。

 ウッズのチーピンは、このとき一度だけであった。不調時のウッズは同じミスをラウンドの中で2度3度と繰り返していたが、全英の週は一度だけだった。

 ウッズの不調は峠を越えた、と思った。

 プロだってミスはする。ミスは仕方ないが同じミスの繰り返しはダメだ。

 ティショットでチーピンを打ち、次のティショットもチーピンが出たら不安や恐怖が顔を出す。

 一つのミスが出たら9ホールは同じミスを出さないようにしないといけない。それがうまくなるコツだ。

 私は逆のことをしてきた。チーピンでOBになったなら、チーピンから逃げるなと己に言い聞かせたし、教えもしてきた。そして、再びのチーピン出ても進化途中のチーピンと思った。

 ミスから逃げないためには頑固さが必要だと思っていた。だが、そうじゃなかった。

 ゴルフは攻めの競技である。ミスから逃げるか、逃げないかにとらわれすぎて「攻める」という発想が欠けていた。

 私は大いなる勘違いをしてきた人間だ。その勘違い、塾生には受け継がれていない。彼らは私の考えとはまったく違うところでゴルフをしている。それだけ強くなっているし、私より素質を持っていると思う。

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