坂田信弘のラウンド進化論 坂田塾生がケガをしない理由は、ショートスイングとグリップにあり

50歳を過ぎると、筋力や柔軟性、瞬発力や反射神経など、体のあらゆる部分がピークのころとは変わってくる。それに対応するには、ゴルフに対する考え方(=ゴルフ脳)を、50歳以上仕様に切り替えることです。

『坂田信弘のラウンド進化論』は、週刊パーゴルフにて連載中!
最新号(5月5日号)では「距離のズレはアドレスの目線で正す」を掲載!
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坂田塾出身者でプロテストを受験した者の合格率は9割を超える。そして塾生期間中のケガによる退塾者が極めて少ないのです。何事も最初が肝心。ケガなきスイングを身につけてもらうのも最初が大切。坂田塾で最初に教えるグリップとショートスイングが子どもたちをケガから守ってきたと自負する。

坂田塾が目指したのはケガをしないスイング

 開塾したとき、「世界に通用するプロゴルファーを育てる」と、宣言した。

 だが、私が教えたのはプロゴルファーになることを第一目標とするスイングではなかった。子どもたちに教えたのは、ケガをしないスイングであった。

 それまでケガでゴルフから離れていったゴルファーは多くいた。子どもも、大人もだ。そしてプロを目指す人たちもだ。

「腰を速く切れ」とか、「左ヒザを止めて球を打て」とか、「下半身の動きと上半身の動きは正反対に」とか、むちゃくちゃな教え方をされて肩やヒジ、手首、そして腰やヒザを痛めた人は数多くいた。

 競技指導者にとってケガをさせないというのは最優先事項である。

 熊本、札幌、福岡、東海、神戸、船橋と開塾したが、塾に入ってゴルフクラブを握った者のうち、ケガでゴルフをやめた者の数は10人未満と記憶する。

 他のゴルフスクールに比べたら、はるかに少なかった。選手生命にかかわるケガをした者は一人もいなかった。

 そして退塾後、指導者を代えた後のケガは多かったと聞く。特にプロになってからのケガが多かった。

 横に振れ、もっとトップとフィニッシュ位置を低く、の指導受けた者は腰と背中を痛めた。それは筋肉学と骨体学を知らぬ者の指導であり、無知無責任の指導であったと思う。痛めた箇所を治すには休養1年は必要なれど、その忍耐と辛抱できない者は慢性化させ、ツアーから離脱していった。

 指導者の無知は、どこの国にも存在する。ケガする前とケガした後の優先順位の誤りが原因であった。

 ケガをしない体をつくるには、体幹を強くする必要があった。

 それで考えたのが、左腕地面と平行のトップから、右腕地面と平行のフィニッシュまでの間で振り抜くショートスイングであった。

 ショートスイングは振り幅は小さいが、力の入れ具合はフルスイングと同じだ。

 そこを勘違いしている人は多いのだが、ショートスイングとハーフスイングは別ものである。ハーフスイングは力もスピードもコントロールしている。ショートスイングは小さな振り幅の中で全力で振っていく。だから球は上がるしインパクトが強くなる。体幹の筋力も強化され、ケガに強いスイングが出来上がる。

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