坂田信弘のラウンド進化論 アプローチの距離と方向はフォローで腕を伸ばしてつくる

50歳を過ぎると、筋力や柔軟性、瞬発力や反射神経など、体のあらゆる部分がピークのころとは変わってくる。それに対応するには、ゴルフに対する考え方(=ゴルフ脳)を、50歳以上仕様に切り替えることです。

『坂田信弘のラウンド進化論』は、週刊パーゴルフにて連載中!
最新号(4月28日号)では「グリップの目で球の高さを決め打つ」を掲載!
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坂田塾生や大手前大学ゴルフ部員たちへの教えの中には、私自身が師匠に教えられたものもある。「フォローで両の腕を伸ばせ」という教えは那須ゴルフ倶楽部所属の小針春芳プロが教えてくれたものであった。

那須の神様はフォローで腕を伸ばせと教えてくれた

 1993年8月に坂田塾を開塾してから26年が過ぎた。

 その間の道具の進化は漸進状態だった。その進化に伴って変わった教えもあれば変わらぬ教えもあった。

 変わらぬ教えの一つが「フォローで両の腕を伸ばせ」だ。

 坂田塾1期生の古閑美保にも、昨春、大手前大学1年生となった安田祐香にも「フォローで腕を伸ばせ。右の腕も左の腕もだ」と言い続けてきた。

 私にフォローで腕を伸ばすことを教えてくれたのは「那須の小天狗」、「那須の神様」として名を馳せた小針春芳プロである。

 今から47年前、私が鹿沼カントリー倶楽部の研修生だったとき、小針プロの指導を受けたことがある。

 アプローチを教わったが、球一球の教えだった。

「やる気のある人間には球一球あればいい。学ぶ気持ち希薄の人間には100球打って見せても学んではくれない。君が球一球の研修生生活を送れる人間であることを信じる」と、研修生生活7カ月の私にいってくれた。見て覚えろ、が当時の教えの基本だった。球一球のアプローチ指導。

 そして、「坂田君、この形を覚えなさい」と、小針プロはいった。腕を伸ばしたフォローだった。

 当時、アプローチは腕を引くのが常識であった。左ヒジを抜いてカットに打ち、ヘッドを滑らせることは上級者の技術だった。

 だが腕を引くアプローチは順目の芝か、浮いた球でなければ役に立たなかった。

 日本のコースはやさしい。砲台グリーン以外は手前からグリーンに向かって芝が順目だから、左ヒジを引く打ち方で球は止まった。だが欧米の芝には通用しない打ち方であった。

 那須ゴルフ倶楽部の芝目は強かった。山へ向かって生えていく芝もあった。那須の芝で鍛えられた小針プロの教えが「フォローで両の腕を伸ばせ」だった。

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