坂田信弘のラウンド進化論 狙いどころは一点に小さく絞る

50歳を過ぎると、筋力や柔軟性、瞬発力や反射神経など、体のあらゆる部分がピークのころとは変わってくる。それに対応するには、ゴルフに対する考え方(=ゴルフ脳)を、50歳以上仕様に切り替えることです。

『坂田信弘のラウンド進化論』は、週刊パーゴルフにて連載中!
最新号(3月17日号)では「持っているものを皆が無償で差し出せばゴルフ界は成長する」を掲載!
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ティーイングエリアに立ってコースを見る。右はOB、左はガケ。風は向かい風。こういうとき、気持ちも体もこわばり、吸う息、吐く息、短くなっていくは必然と思う。考える。どう打てばいいのか、と。そして打ってはいけないところを避け、消去法で導き出された場所を狙う……。これはパーやバーディを取りにいくうえで、最悪のマネジメントだ。狙いどころを消去法で決めていくのは消極的であり、成功の可能性に対して背を向ける思考なのであります。

強いプロほど一点しか見ていない

 私は6回優勝している。国際オープン競技1回、残りの5つは日本のローカル競技だ。

 戦歴から申せば3流半のプロだった。原因は分かっている。

 球打つ前の思考と発想が3流半のレベルだったからだ。勝ったとき、コース全体は見ていなかった。どこに球を落とすか、落としどころ一点しか見ていなかった。

 いいゲームをしているときほどコースを狭く見るのは、どのプロにも共通していると思う。強い者は一点しか見ていない。ギャラリーが間近にいたって気にならない。予選落ちする者は、遙かかなたのギャラリーの動きまで目に入る。

 最終組で回り、コースを狭く見る者は勝つ。一方、広く見る者は優勝争いから外れていく。

 強いプロほど落としどころ一点勝負である。

 ゴルフ始めて47年。そのことに早く気づきたかった。私はコースを広く見すぎていた。

 ティーイングエリアに立つ。

 打つはこの方向一直線、と思う。

 するとプレッシャーはこない。徹しの思考はプレッシャーをはね返す。ここは駄目、ここも駄目という緩みの思考には、その緩み部分にプレッシャーが入り込んでくる。これはアマチュアの皆さんにもいえると思う。

 右がOBでも己の持ち球で右へ打っていく結果を恐れぬ蛮勇、ゴルフにはこの蛮勇が必要なのです。

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