坂田信弘のラウンド進化論 好スコアを求めるより大叩きしない踏ん張る力を求めよ

50歳を過ぎると、筋力や柔軟性、瞬発力や反射神経など、体のあらゆる部分がピークのころとは変わってくる。それに対応するには、ゴルフに対する考え方(=ゴルフ脳)を、50歳以上仕様に切り替えることです。

『坂田信弘のラウンド進化論』は、週刊パーゴルフにて連載中!
最新号(1月7・14日合併号)では「65歳からは中弾道の高さで飛ばす」を掲載!
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多くのアマチュアの方はゴルフにイチかバチかを求めているように見受けられる。二つの選択肢がある。「曲がりの不安はあれども当たれば飛ぶ」と「200ヤードしか飛ばぬが大きなトラブルにはならない」の二つである。前者にはスコアを乱す確率高く宿り、後者の乱れの確率は低いと思う。65歳までは当たれば250ヤード、曲がれば林の中かOBのゴルフでもいい。曲がっても面白さ、爽快感、達成感あるからだ。しかし、70歳近くになってOB打つようなゴルフに達成感あるのだろうか。65歳を過ぎた方のゴルフの一番の面白さとは、よきスコア出すことではあるまいか。

スコアの揺れ幅を狭めることが大事

 飛距離230ヤードのゴルファーが、突然280ヤード飛ばせるようにはならないと思う。ティショット230ヤードの飛距離で500ヤードのパー5で2オンさせるのは無理な話だ。

「無理に挑戦するのが大事」という方もおられるが、ゴルフにおける挑戦はティショットの飛距離に対してするべきではない。

 よきスコアを出すがための飛距離と考えることはできるが、バラつきの少ない飛距離で打っていく意思は冷徹、克己の意思であり、よきスコアを求めるときに最も大切な、そして頼れる意志であるような気はするのです。

「74には満足せず73を出したい」「叩くにしても、80は叩かず79で抑えたい」

 その一打への意志が克己であり、ゴルフの挑戦力を生むのでは、と思うのです。

 そして私の経験で申すが、好スコアを求めるより「大叩きを抑えたい」と考える意志を持つ人ほど上達の伸びしろは大きかった。

 スコアを常に74~79の中で抑えられれば、それはやがて73~78、72~77と同じ5ストローク幅のままスコアアップしていけるからだ。逆に、いいときは60台で回るが調子が悪ければ80も叩くというゴルファーの方はスコアへの挑戦力が低いと思う。

 高校、大学の試合でも団体戦では役には立たぬ。67も出すが80も叩く者より、常に75で回る者のほうが信用できる。

 私が総監督を務める大手前大学ゴルフ部。

「こいつは60台で回ります」と部員たちが推薦してきた者が試合で大叩き。それで全国大会を逃したことがあった。

 スコアの揺れ幅が大きい者は「いいときこそが自分の実力」と思い込み、悪いときは「たまたまダメだっただけ」と己を慰める。その慰め、その言い訳こそが確かな上達を阻害する一番の原因ではなかったかと思うのです。

 その者はプロを諦めました。常に72の周辺で回ってきた者は5ストロークの幅を維持する進化を続け、プロになりました。

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