坂田信弘のラウンド進化論 グリーンを狙うショットはピン以外見ない

50歳を過ぎると、筋力や柔軟性、瞬発力や反射神経など、体のあらゆる部分がピークのころとは変わってくる。それに対応するには、ゴルフに対する考え方(=ゴルフ脳)を、50歳以上仕様に切り替えることです。

『坂田信弘のラウンド進化論』は、週刊パーゴルフにて連載中!
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これまで、グリーンを狙うときにグリーン周りの状況を知る必要性を強調する方は多かった。外すならどこが安全か、という考えが常識化されていた。打つ前から失敗することを前提としてきたわけだ。私は思う。打つ前から失敗することなどを考えていいことあったのか、と。失敗を予測し、その失敗からの救済など、ゴルフを難しくするばかりの考えではなかったか、と。

ピン以外見てはいけない

 グリーンを狙うショットで大切なのは、ピンの奥を捨てることだ。ピンと手前のグリーンエッジだけ見ればいい。あるいはピンがグリーン奧に立っているなら、ピン手前3メートルとピンを見ればいい。「他は見なければいい」では弱い。「見てはいけない」と考える。

 過去はグリーンの手前も奥も、左右もすべての状況を把握し、打ってはいけない場所を確認し、グリーンを外したときにパーで切り抜けるにはどこに打つべきかを考えよ、と教えた。とにもかくにも、ボギーを打たない攻略手段を基本としてきたわけだ。

 だが、高いレベルのゴルファーに「奥のバンカーに入れるぐらいなら手前に外したほうが安全」の発想はない。バンカーに入ったら、次はバンカーから直接放り込みにいけばいいという単純思考、積極思考で球を打っている。

 彼らは18ホールで7つバーディを取ることしか考えていない。女子なら5つだ。ボギーが出るのは必然、“自分がやるべきことは7つのバーディを取ることだけ”という発想である。

 バーディを取りにいくときの狙いは、ピンかグリーン真ん中の2択。

 世界中のどんなグリーンだって、真ん中に打てばピンまでは10メートル以内。残り230ヤードから5番アイアンでグリーン真ん中に乗せればバーディチャンスだ。2段、3段グリーンでない限り、グリーンの真ん中が最善のポジションとなっていく。

 直径30メートルのグリーン、端5メートルにピンを切ることはほとんどないから、ピンが立つ位置は直径20メートルの中。半径だと10メートル。グリーン中央からだと、端のピンでも10メートル以上の距離はないとの結論に達する。

 日本のグリーンがやさしいのはグリーンが平坦(へいたん)だからだ。段差があったとしても非常に緩やかである。逆に欧米は2段、3段が当たり前で段差がきつい。3段目にピンが立っていれば1段目と2段目は関係ないものとして捨てるしかない。結果、狭い範囲に打っていくことが求められる。日本人と欧米のプロの違いは飛距離以上に、アイアンの距離精度。方向よりも距離感に差があるように思うのです。

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