坂田信弘のラウンド進化論 残り100ヤードからピン5メートルに寄せる

50歳を過ぎると、筋力や柔軟性、瞬発力や反射神経など、体のあらゆる部分がピークのころとは変わってくる。それに対応するには、ゴルフに対する考え方(=ゴルフ脳)を、50歳以上仕様に切り替えることです。

『坂田信弘のラウンド進化論』は、週刊パーゴルフにて連載中!
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ゴルフには厳しさと寛大さの両方が必要だ。残り100ヤードのショットで己に厳しく当たるか、結果に対して寛大の心を持って臨むか。ゴルフ歴10年以上でハンディ18以内の方が己の欲に素直になって厳しくいくなら「ベタピンにつけてやる」だろうし、寛大さを発揮するなら「5メートルに寄れば大成功」と思うであろう。実はこのときの心構え次第で、結果は大きく変わっていくのです。

「5メートルに寄れば大成功」の寛大さを持つ

 残り100ヤードからグリーンを狙う。傾斜は左足上がりだ。

 どんな心構えを持ってショットに臨むかで、ミスの確率は跳ね上がりもすれば下がりもするのがゴルフだと私は思う。

 残り100ヤードからなら「ピン5メートルに寄れば大成功」と考える。

 残り150ヤードからなら10メートル、200ヤードからならグリーンオンしただけで十分と考えたとき、何をもって十分とするかは技量によって変わりゆくものである。残り200ヤードからならグリーン周りまで運べれば十分、100ヤードからであれば10メートルで十分と考えたって構わない。

 私には、この「十分」という寛大の発想がなかった。常にベタピンを狙い、もっといい結果をとの「欲走り」を持つゴルフをしていた。それが自分の首を絞めていることに気づいていなかった。

 強いプロ、勝てるプロもピンを狙ってはいたが、結果に対して寛大だった。「欲走り」は悔いを残す。悔い残りて次のパッティング、冷静に素直に打つことはできぬ。トッププロは200ヤードから10メートルに乗ったら御の字だと満足していた。

 だから打った後に顔をしかめることもなかった。一打への一喜一憂出して勝てるほど、プロのレベルは低くなかった。

 厳しさだけではない。寛大さも持ち合わせないと、人とは戦いきれないものと思う。

「100メートルから5メートルに乗れば大成功」の発想は、妥協とは違う。己の出した結果に厳しく当たればゴルフは苦しくなっていくものだ。厳しいゴルフは怒りを生む。怒りは不安を生み、不安は恐れを生む。

 そして恐れはミスを生む。だから「十分」の発想がいったのです。

「5メートルに寄せてやる」ではなく「5メートルで十分」と思えれば余裕が生まれる。思考にも対応力にも、スイングにもだ。されば己のミスを責めることはない。

 ボギーを叩いて己を責めれば次はバーディを取らねばと思う。その無理にプレッシャーが生じるのです。寛大さがあれば無心で打てることに私は気づかなかった。

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