坂田信弘のラウンド進化論 長所を磨く者が強くなる

50歳を過ぎると、筋力や柔軟性、瞬発力や反射神経など、体のあらゆる部分がピークのころとは変わってくる。それに対応するには、ゴルフに対する考え方(=ゴルフ脳)を、50歳以上仕様に切り替えることです。

『坂田信弘のラウンド進化論』は、週刊パーゴルフにて連載中!
最新号(8月6・13日合併号)では「右足一歩の踏み出しで己のゴルフに自信が持てる」を掲載!
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プロの領域、成功する者と失敗する者の違いは長所を伸ばすか欠点を修正するかにあると思う。欠点修正に努力する者は、ミスしないゴルフを目指す。その努力、うまいゴルフは生むが強いゴルフを生むことはない。変化と進化にもピラミッド構図はあると思う。変化の先に進化ありである。うまいゴルフの先に強いゴルフがあり、その先に勝利がある、と私は考えます。長所を伸ばしにいけば強いゴルフの誕生だ。

ゴルフはよりよいショットを求める欲望のゲーム

 勝負強いゴルフをするには、ミスへの反省ではなく、いいゴルフへの反省がいる。

 欠点を修正するゴルフでは、ミスしたらそのたびに修正しなくてはならない。

 ミスを修正するゴルフと長所を伸ばすゴルフ。同じ領域を目指したとき、ミス修正に多くの努力を傾注すれば10倍の時間がかかる。そんな時間、誰も持っていない。

 坂田塾出身者82人がプロテストを通っているが、私が欠点の修正をしていたら10人通ったかどうかだと思う。賞金女王はおろか、シード選手も生まれてはいなかったはずだ。日本人はミスを修正したがる傾向を持つ。

 その理由、日本人が島国の農耕民族思考を持ったためではないかと思う。

 農耕民族は一つところに定住する。定位置で生きていくには失敗しないことが肝心なわけだ。そのためミスに対して厳しく、悲観的な思考と立場を取り、ミスを否定する。対して狩猟民族は常に場所を変えていく。いくら反省したって場所が変われば元のもくあみだ。常に新たな場所での挑戦が求められる。故に欧米はミスに対して寛大で、挑戦することがよしとされる。

 そこが大きな違いだ。

 ゴルフはミスを否定し、ミスを減らすゲームではない。いいショットが出たら、もっといいショットを求めていく欲望のゲームである。

 プロテストに通ると、通った長所理由をほったらかしにして理想を求め、欠点の修正に入る者は多い。理想を求めれば欠点の修正に傾倒するは当然。そこで変化の足は止まり、気持ちのよどみが生じる。その結果、テストを通って終わりとなる者が生まれる。

 210ヤードしか飛ばぬ女子プロが、1年2年の短期間で一気に250ヤードの飛距離を求めるのは無理な話だ。それより自分の飛距離を肯定し、己の長所に目を向けるべきだと思う。

 それは曲がらないゴルフかもしれないし、正確なアプローチやパターかもしれない。

 そこを磨いていくうち、いずれ飛距離がポンと伸びる偶然と出合うこともあるだろう。己のゴルフの型という一つに徹すれば偶然は生じる。徹すること、できないと偶然との出合いは不可能。

 欠点ではなく長所に目を向けるべきと思う。

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