坂田信弘のラウンド進化論 スイングはジャイロに始まり、60歳を過ぎたらジャイロに還り始める

50歳を過ぎると、筋力や柔軟性、瞬発力や反射神経など、体のあらゆる部分がピークのころとは変わってくる。それに対応するには、ゴルフに対する考え方(=ゴルフ脳)を、50歳以上仕様に切り替えることです。

『坂田信弘のラウンド進化論』は、週刊パーゴルフにて連載中!
最新号(7月16日号)では「65歳を過ぎたらスイングの大きさは求めない」を掲載!
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人は赤子として生まれて成長し、青年期、壮年期を経て再び赤子に戻るといわれてきた。ゴルフのスイングも同じであった。ゴルフを始めたばかりの初心者時代とその後のスイングは違って当たり前である。だが、70歳を過ぎたら初心者のころのスイングに還るのが自然であるような気がするのです。

足を閉じれば真円、広げれば楕円のヘッド軌道になる

 初心者時期のゴルフと青年期のゴルフは違う。どこが大きく異なるかと申せばスタンス幅だ。

 初心者が飛ばそうとの思いからスタンスを広げれば、進歩のスピードは遅くなると思うし、塾生指導25年の中で、そのことは痛感してきた。ゴルフを始めたときのスタンスは狭いほうがいい。両のカカトをくっつけてツマ先を30度開くジャイロスイングのスタンスが、初心者に適す最善のスタンスであった。

 スイング型、球を叩くときに生まれるフィーリング、芯どらえの確率、体の動き等、何を取っても最善の結果を生むのは狭きスタンスであった。そして上達に合わせて徐々にスタンスを広げていく。

 狭いスタンスと広いスタンスで違っていくのはヘッド軌道である。

 狭いスタンスのヘッド軌道は真円に近い弧を描く。

 スタンスが広くなればなるほど楕円(だえん)のヘッド軌道となる。「アッパーブローで打て」「いや、レベルブローだ」「ダウンブローだ」とさまざまな教えと主張はあるが、それらはどれも間違いではない。

 ヘッド軌道が真円に近づく狭いスタンス幅なら、ダウンブローの軌道となり、スタンス幅の広いスイングはレベルブローかアッパーブローのヘッド軌道を生む。ただ、それだけの違いだ。

 最初にクラブを持ったときから早い上達をなし得た方は、狭いスタンスで球を叩いていたはずだ。というのも真円軌道ならフェース面の一点に当たる確率、高いからである。そして、その位置はフェース面の中心部であった。

 逆にスタンスを広げた楕円軌道のスイングだと、フェースのどこにでも当たる確率が高まるのです。

 その理由は簡単。真円軌道のほうが体の動きの単純さ、ヘッド軌道の単純さを生むからである。ただ、飛距離は楕円軌道、力の入れやすい広いスタンスのほうが生まれやすいと思う。曲がる確率ははるかに高くてもだ。物事には一つの長所と一つの短所の共存があると思うが、狭いスタンスと広いスタンス、やはり長所と短所、併せ持つスタンスではある。

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