坂田信弘のラウンド進化論 安全地帯へ逃げず一直線にピンを狙う

50歳を過ぎると、筋力や柔軟性、瞬発力や反射神経など、体のあらゆる部分がピークのころとは変わってくる。それに対応するには、ゴルフに対する考え方(=ゴルフ脳)を、50歳以上仕様に切り替えることです。

『坂田信弘のラウンド進化論』は、週刊パーゴルフにて連載中!
最新号(5月7・14日合併号)では「練習では1番手高い球を打つ」を掲載!
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グリーンを狙うショット。これまでは手前のバンカーや左右のOBなど、打ってはいけない場所を警戒し、安全地帯に打つのがセオリーとされてきた。特にピンを狙うショット精度欠けるハンディ15から40までの方たちに対しての教えがそうだった。それは賢い攻め方のようで実はゴルフ技量上達の面から眺めたとき、大きく外れた攻め方であった。一直線にピンを狙っていく。これは強いゴルフをつくるうえで欠かせぬ姿勢である。

一直線にピンを狙うのはゴルファーの本能

 セカンドショットでグリーンを狙う。このときにどこを見るかで、攻め方は変わっていく。

 現役時代の私はグリーンの前後左右ばかりを見ていた。グリーンまわりで打ってはいけないエリアはどこか、常に危険地帯を探していた。しかしそれが間違いであった。私の中に無理を嫌う消極さ、バーディよりパーを狙いにいく防衛力、可もなければ不可もないラウンドをよしとする保守的な思考傾向が強まったのです。私は予選通るか通らないかのレベルで行き来するツアー生活に疲れた。

 どれだけ警戒したところでミスを完全に回避することはできない。プロゴルファーだってハザードにブチ込む。OBも打つ。3パットもやる。ただし、その可能性を低くすることはできる。

 逃げのルートは無視して最初からピンを狙えばいい。ピン一直線に飛んで行けばどこにバンカーやOBがあったとしてもそう簡単に入ることはない。これはプロや上級者に限った話ではなく、ハンディキャップ30以上の方も同様。安全地帯よりピンを狙ったほうがグリーンをとらえる可能性は高まるのです。

 ピン一直線に打っていくのは勇気のショットだと思ってきた。塾生にも「逃げるな。ピンを狙え」と指導した。しかし勇気ではなかった。ピン一直線に打っていくのはゴルファーの本能であった。そして最善の保守でもあった。

 ピンを狙わず、危険地帯を回避する攻め方は、本能を押さえ込んだマネジメントであった。本能を押し殺すのがゴルフだと思ったら大間違いだ。ゴルフは本能のままに突き進むゲームである。

 本来はドロー打ちなのに、左が怖いからフェードで逃げる。それは自分の本能やスイングの本能に逆らった攻め方である。持ち球がドローなら左にOBがあってもドローで攻める。練習場で打っている球をコースでも打てばいい。本能にしたがって攻めた答えは「曲がりの少ないドロー」という形で返ってくる。そこから新たな変化と進化が始まる。本能に対する答えが出てくるのがゴルフだと思います。

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