坂田信弘のラウンド進化論 メジャートーナメントはプロの「顔」を見る

無表情を貫いた者が優勝候補

 練習日から選手の表情を観察して、表情が変わらぬ者をまずは14人ピックアップした。14人のうち木曜の予選が終わっても表情の変わらぬ者、金曜になっても変わらぬ者とどんどん絞っていった。

 ラインが外れたとき、選手の表情は変わらなくてもキャディの表情が変わることはあった。それはキャディがラインを読めていない証しとなる表情であった。トーナメントは選手とキャディの二人三脚。キャディがラインを読めていなければ選手の猜疑心は増し、気持ちの余裕は薄まりゆくばかり。当然、プレッシャーも強まる。10メートルのパッティングであっても、1メートルであっても、私は選手とキャディの表情を眺め続けた。

 土曜日になっても、選手もキャディも表情が変わらない者。その選手を優勝候補と書いた。表情変わらぬ者が3人いれば混戦だし、二人だったら一騎打ち。一人だったらぶっちぎりの優勝と予測した。試合会場をとにかく歩いた。選手を追いかけ、双眼鏡でひたすら見ていたのは打球ではなく選手の顔であった。

 1メートルのパットを外しても、顔をしかめたり怪訝な表情を浮かべることなく無表情を貫く選手。その選手が最終日の最終ホールで笑う選手であった。マスターズの週が始まる。選手の表情にご注目いただきたいと思う。

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