坂田信弘のラウンド進化論 止めるアプローチは左ヒザの余裕で打つ

50歳を過ぎると、筋力や柔軟性、瞬発力や反射神経など、体のあらゆる部分がピークのころとは変わってくる。それに対応するには、ゴルフに対する考え方(=ゴルフ脳)を、50歳以上仕様に切り替えることです。

『坂田信弘のラウンド進化論』は、週刊パーゴルフにて連載中!
最新号(4月16日号)では「スコアをつくるのはスタート前の気構えと出だし3ホールの意識」を掲載!
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バンカー越えなどの場面では、浮かせて止めるアプローチが必要になる。転がしのアプローチは難しい技術なくとも打っていけるが、止めるアプローチには技術が要る。このとき、必要とされるのは左ヒザを硬化させず、余裕を持たせる打ち方である。

アプローチ練習をおろそかにはしない

「今日は自分のゴルフができました」と、試合を振り返る。自分のゴルフとは何か。ティショットの飛距離か、もしくは第2打勝負か。その第2打も距離合わせに自信があるのか方向性か。あるいはその後のアプローチやパッティングか。いずれにしても自分の得意とする技術を生かしてスコアをつくれば、自分のゴルフはできる。

 坂田塾生や大手前大学のゴルフ部員にも、狙った方向を外さないで十分な飛距離を出し、第2打第3打を常にベタピンにつけてバーディーを取るゴルフが自分のゴルフと勘違いしている者がいる。

 それは理想であって、現実とは大きくかけ離れた願いである。理想を語ることはできるが、理想と現実とは異なる。現実に言葉はいらない。現実に必要なのは事実だけである。理想どおりのゴルフができれば、ゴルフ始めたときから辞めるまで世界一のプロゴルファーであろう。が、そんな人間はこの世に一人もいないはずだ。

 私はショットのゴルフであった。曲がらなかった。ショットのレベルを上げる練習に励むあまり、アプローチとパッティングをおろそかにしてしまった。私は遅いグリーンでゴルフを覚えた人間である。名門コースの出身者であれば、速いグリーンで練習できる。だが大勢のお客さんを入れる大衆コースだと、グリーンを速くすることはできない。

 重いグリーンならどこでもオンさせればよかった。ツアーに参戦し、一気にグリーンが速くなった。傾斜、芝目を読んでラインと強さを導き出す経験と知恵が必要になった。私は速さに順応することができなかった。カップまで、ショートの連続が始まった。私は強さに恐れ、結果に恐れ、委縮していった。パーは取れるがバーディの少ないゴルフとなり、ティショットミスでボギーが出始め、そのボギーを消し去ることのできぬ負の連鎖が始まった。

 結果、生涯6勝、そのうちトロフィーのある勝利は1勝という三流半の成績しか残せなかった。悔いはない。私ができなかったことを子どもたちに教えてきた。それがプロテスト合格率9割以上。82人がプロテストを通り、11人がシード選手という今につながっている。

 自分のゴルフを大事にする。これは大前提である。そのうえでアプローチとパターだけは、おろそかにはしないでいただきたい。

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