坂田信弘のラウンド進化論 60歳過ぎたらスエーを味方に飛ばす

50歳を過ぎると、筋力や柔軟性、瞬発力や反射神経など、体のあらゆる部分がピークのころとは変わってくる。それに対応するには、ゴルフに対する考え方(=ゴルフ脳)を、50歳以上仕様に切り替えることです。

『坂田信弘のラウンド進化論』は、週刊パーゴルフにて連載中!
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30代、40代のゴルフ理論と60代、70代のゴルフ理論と実践法をひとくくりにして考えれば無理が生じる。体が違う。柔軟性もスピードも違う。スイングしたときの体の動きへの対応力も違ってくる。感性が異なる。60歳のゴルファーが30代のスイングを追い求めても苦しくなるだけだ。60歳を過ぎたらスイングとゴルフに対する考え方を切り替える必要はあると思う。スエーについての認識、改めるべきではないかと私は考えます。

鉛筆の持ち方がクラブの持ち方に通じる己のミスに寛大であれ

 60歳を過ぎれば体型も筋力バランスも俊敏さもは変わり、ゴルフも変わるは必然。私は70歳。若いころにはなかった欠点が現れ出るようになってきた。肌に浮かび始めるシミみたいなものである。それを隠すという選択肢もあるだろうが、違うと思う。

 己の否定、隠匿よりは現実は現実として認め、そこから先の進化を目指すが得策であり、楽観的ではないかと思うのです。

 飛距離が落ちた、落ちただけではなく曲がるようになった。失速が生じると嘆き、若き日と比べたとて若き日が戻るわけではない。今と過去をつなぐ橋はいくら振り返ったとて渡れない橋である。「悔いの橋」は渡れないのです。

 明日のゴルフをつくるのは希望であり、希望の原動力は己への寛大さにあると思う。己に厳しくなれば結果に右往左往することになる。己のミスを許す。そして寛大になれば納得のスイングはできるし、いい球は打てる。

 己のゴルフに寛大になるには「自在」が肝心。常に同じスイングを追い求める必要はなく、そのとき、そのときのスイングで打っていけばいい。若いときは一つのスイングで13本のクラブを打つが理想であったが、60歳過ぎたらそのこだわりは捨てたほうがいい。

 ゴルフスイングにおいて「スエーをするな」「顔を残せ」の教えは定石であった。しかしこれらの教えも50代までのものと考えたほうがいい。

 60歳過ぎて顔を残そうとすれば捻転力は弱まるばかりだ。回転力も損なわれる。顔を残せば大きな体重移動もできなくなる。また50代までは体の正面で球をとらえることができなくなるが故にスエーは悪とされたが、60歳を過ぎたらスエーは味方だ。60歳過ぎのゴルファーにとって、スエーはインパクト以降の振りの大きさを生む武器となっていくのです。

「スエーは悪癖」「顔を残す」の教えにとらわれると、60歳を過ぎた体の変化に対応はできない。変化の先に進化ありなれど、考え方も同じであると思う。

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