絶対に100をたたかない もりモリ総研 新展開最終回 陳清波




「木よりも高い球を打つな」



陳清波(ちん・せいは)
1931年10月1日生まれ、台湾出身。59年に初来日。東京ゴルフ倶楽部に所属し、同年の日本オープン優勝。切れ味のいいダウンブローのショットで一世を風靡した。日本オープンなどで通算13勝を挙げ、マスターズにも6年連続で出場。後に帰化し、日本名は清水泰行。

低い球なら風の計算が必要なく、スコアもまとまりやすい

低い球を打つ練習をすると正しいインパクトが身につき、スイングがどんどんよくなる。コースマネジメントの面でも有利だ
低い球を打つ練習をすると正しいインパクトが身につき、スイングがどんどんよくなる。コースマネジメントの面でも有利だ 【拡大】
 陳清波プロの言葉は、高い球も打てる技術を備えているという前提で、低い球を打つことの重要性を説いています。

 陳清波プロをはじめ台湾出身の選手たちは、もともと風が強い環境下でプレーしていますから、風に影響されにくい低い球を打つ技術に長(た)けています。全英オープンのような強風が吹いても、地をはうような低弾道ショットでスコアメイキングすることができます。

 フェアウェイの両サイドが林でセパレートされているコースなら、木のてっぺんを越えない高さの球を打てば、林の壁が風を遮ってくれるので風の計算の必要がありません。距離感や方向性の誤差を極力少なく抑えることが可能ですから、低い球がコースマネジメント的にも有利であることは確かです。

 それに低い球を打つ練習をすると、スイングがよくなるということも知ってください。タイガー・ウッズやジョーダン・スピースらも調子が悪くなると低い球を打つ練習に専念してスイングを調整しています。

 低い球を打つにはハンドファーストインパクトが大原則です。体が早く開いてハンドレイトになると低い球は絶対に打てません。シャフトやグリップエンドがフェース面よりも前に出るのが正しいインパクトです。

 かといって上からドンとぶつけるように打ってはダメです。スピンがかかりすぎて吹き上がる球というのは、鋭角に打ち込んだつもりが実際はフェースが開いて当たっているのです。ボールを包み込むようにフェースを閉じながらハンドファーストに打つのがコツです。

 低い球を打つ練習はアイアンでも構いませんが、ボールが上がりやすい5番ウッドなどを使い、低いティアップでボールを低い角度で打つ練習が効果的です。ぜひ試してみてください。

今週のまとめ
「低い球の技術を磨け」

構成・三代崇 イラスト・庄司猛
※週刊パーゴルフ(2019年1月8日・15日合併号)掲載


森守洋(もり・もりひろ)
1977年生まれ、静岡県出身。95年に渡米し、サンディエゴにてゴルフを学ぶ。帰国後、陳清波に師事。現在、「東京ゴルフスタジオ」を主宰し、多くのアマチュアをレッスンする一方で、原江里菜らツアープロのコーチもしている。

※長い間ご愛読いただきありがとうございました


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