世界を沸かせるトラさんの変則スイングは どうやって打つ?本人に聞いた!

現在、米ツアーのAT&Tぺブルビーチ・プロアマに参戦中の “トラさん”ことチェ・ホソン。日本のみならず世界中の注目を集めたフィッシャーマンズスイングと称される変則スイングで、ギャラリーを沸かせている。トラさんにとっては、飛距離アップのために考え出されたスイングだが、 あの動きをマネするのはなかなか難しい。だが飛距離を伸ばすためのエッセンスは満載だ。そのスイングの極意をトラさん本人が解説してくれた。
インパクトまで右足は地面についているが、その後、左足カカト側を軸に上体や腰が回転するため右足もつられて上がっていく。まさに芸術的なほどのスイング!?
インパクトまで右足は地面についているが、その後、左足カカト側を軸に上体や腰が回転するため右足もつられて上がっていく。まさに芸術的なほどのスイング!? 【拡大】
私のスイングは、周囲を楽しませるためにやっていると思うかもしれませんが、それは違います。今年で45歳になりました。ツアーで若い選手と戦うためには、飛距離を出すことが重要なのです。こう見えても力持ちです。オフには100キロのバーベルを使ってトレーニングしています。ただ、力があっても年齢を重ねるごとに、体の柔軟性が落ちてきたので速いヘッドスピードを出せません。柔軟性を補って飛距離を出すために、どうしたらインパクトで最大限の力をボールに伝えられるか考えました。その結果、体の回転力に行き着き、あのような形になりました。ヘッドスピードが遅い割には飛んでいると思います。
最大の力を出すためには、細い筋肉の腕に頼っていてはダメです。下半身で引っ張り、体の大きな筋肉を使ってボールを叩かないといけません。インパクト時にはほぼ100パーセント左足に体重を乗せて、左足カカト側を軸にして左に振り抜きます。回転力を大きくするとフォロースルーで自然と右足が上がります。これがいわゆるフィッシャーマンズスイングです。右足を上げずに打つのと比べて、 20~25ヤードは飛びます。
クローズスタンスにするとバックスイングで体が回りやすくなり、大きな力をためられる。ダウンスイングでクラブをインサイドから入れるためにバックスイングは逆にアウトサイドに上げるループ系
クローズスタンスにするとバックスイングで体が回りやすくなり、大きな力をためられる。ダウンスイングでクラブをインサイドから入れるためにバックスイングは逆にアウトサイドに上げるループ系 【拡大】
回転力を高めるスイングをするためにアドレスも工夫しています。それは15センチ右足を後ろに引くクローズスタンスです。その理由の一つはバックスイングで体を回しやすいこと。インパクトで最大の出力を出すにはバックスイングでパワーをためなければなりません。年齢とともに体が回りにくくなっていましたが、クローズにすることで体を回しやすく、スイングアークも大きくできました。バックスイングは、アウトサイドにクラブを上げていきます。こうするとダウンスイングでインサイドから下ろしやすくなるのです。
理想は、インパクトで体の重さを乗せて最大限の力をボールに伝えること。体と腕に一体感を持たせるのがポイント。インパクトで 腰が先に回っているが、頭は残し、胸ボールと正対、ベルトのバックルは目標方向へ、そして左足体重がいつでも目標方向に動けるように
理想は、インパクトで体の重さを乗せて最大限の力をボールに伝えること。体と腕に一体感を持たせるのがポイント。インパクトで 腰が先に回っているが、頭は残し、胸ボールと正対、ベルトのバックルは目標方向へ、そして左足体重がいつでも目標方向に動けるように 【拡大】
ダウンスイング以降で左足が流れてスエーするとパワーを逃します。クローズにすることで左足がカベとなり、パワーロスを防げます。大事なのは下半身を使って、体の重さ自体をボールに伝えること。バックスイングで体を回して力をためますが、左足はいつでも目標方向に移動できるように意識しておきます。下半身リードでダウンスイングを行い、左サイドへ体重移動し、左足を軸にして回る準備をします。インパクト前に右足が上がったり、上体が早く回ると力をロスするし、方向性も安定しません。インパクトでは頭を残して胸はボールと正対。ベルトのバックルが目標方向を向くぐらい骨盤を先に回すイメージです。そして、クラブが通過 したら左足カカト側を軸にして体ごと回転するので、つられて右足も上がるのです

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