絶対に100をたたかない もりモリ総研 新展開vol.42 陳清波




「スライスはいつでも打てる。
だからフックを打つ練習をしなさい」



陳清波(ちん・せいは)
1931年10月1日生まれ、台湾出身。59年に初来日。東京ゴルフ倶楽部に所属し、同年の日本オープン優勝。切れ味のいいダウンブローのショットで一世を風靡した。日本オープンなどで通算13勝を挙げ、マスターズにも6年連続で出場。後に帰化し、日本名は清水泰行。

行き詰まったときは、真逆のことをしてみると新しい発見が得られる

スライスが出る人は卓球でいう「カット」の動きになっている。「ドライブ」させるようにフェース面でボールを包み込むイメージで打つと効果的
スライスが出る人は卓球でいう「カット」の動きになっている。「ドライブ」させるようにフェース面でボールを包み込むイメージで打つと効果的 【拡大】
 今週から2回にわたって私の師匠でもある陳清波プロの格言・名言を紹介させていただきたいと思います。1回目の陳プロの言葉は、アマチュアゴルファーにとってよきアドバイスとなることでしょう。

「ゴルファーの9割近くはスライサーで、フックが打てるようになったら一人前」と、昔からよくいわれたものです。もともとスライスが出る人は、どうしてスライスが生じるか分からずに悩む人が多いようですが、スライスの元凶はオープンフェースで当たっていることに尽きます。

 ゴルフクラブの構造上フェースの使い方は、極論すれば卓球でいう「カット」と「ドライブ」の二つしかありません。スライスしてしまうのはボールを逃がすようにカットに打っているからで、スライスを直したければ、その真逆をやってみることから発見が生まれるのです。

 昔、フックに悩んでいた青木功プロが師匠の林由郎プロに、「右ヒジを左ヒジよりも高くして構えてスライスを打ってみろ。ゴルフには逆もアリだぞ」と教わったというエピソードを耳にしたことがありますが、陳プロの言葉も「ゴルフには逆もアリ」ということを暗示しているように思います。

 スライスに悩んでいる人は、インパクトエリアで体の正面でフェースターンすることを心がけてみてください。開いて当たっているフェース面を閉じるようにして、ボールをフェースの面で包み込むイメージで打つのです。前述しましたが、卓球のドライブをかけるような動きがヒントになります。

 スライスを直すにはフックを打つ練習が効果的ですが、行き詰まったときは真逆のことをやってみることで道が開けるケースが、ゴルフにはよくあります。飛距離が出ないなら、飛ばさないつもりで軽く振ってみる。ボールが上がらないなら、あえて低い球を打ってみる。あなたも何か新しい発見を探してみてください。

今週のまとめ
「ゴルフには逆もアリ」

構成・三代崇 イラスト・庄司猛
※週刊パーゴルフ(2018年12月25日・2019年1月1日合併号)掲載


森守洋(もり・もりひろ)
1977年生まれ、静岡県出身。95年に渡米し、サンディエゴにてゴルフを学ぶ。帰国後、陳清波に師事。現在、「東京ゴルフスタジオ」を主宰し、多くのアマチュアをレッスンする一方で、原江里菜らツアープロのコーチもしている。

※次回は2/20(水)更新予定


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