坂田信弘のラウンド進化論 トップスイングまで目をつぶって打つ

50歳を過ぎると、筋力や柔軟性、瞬発力や反射神経など、体のあらゆる部分がピークのころとは変わってくる。それに対応するには、ゴルフに対する考え方(=ゴルフ脳)を、50歳以上仕様に切り替えることです。

『坂田信弘のラウンド進化論』は、週刊パーゴルフにて連載中!
最新号(2月12日号)では「距離が長いアプローチほど、ダフらせ打ちが効く」を掲載!
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坂田塾出身者のプロテスト合格者数は82人。プロを目指した者の合格率は9割を超えるが、基本となった練習は、3球の練習であった。2球は目をつぶって打つが3球めは目を開いて打つ。この球3球の練習は、実戦向きの効果力を持っていた。

耳で球を追えば、ヘッドアップはしない

 私がゴルフを始めたのは、24歳のときである。鹿沼CCに研修生として入社したが、練習に専念できる環境ではなかった。キャディ業務にスタート業務、そしてポーター、雑用とやるべき仕事はいくらでもあった。練習できる時間は早朝か、日が落ちて仕事を終えた後の夕刻だけだった。暗闇の中、日光の男体山に向かって球を打ち続けた。

 明るい時間帯に球を打つなんて贅沢は、雨の日と週休日だけだった。雨が降ってお客さんが少ない日の昼間は練習できた。当時の私は雨が大好きだった。

 晴れた日の闇の中の練習、打った球は自分で拾い集めなきゃならなかった。しかし闇の中では、いくら目をこらしても球を追うことはできなかった。飛んでいった球の行き先を知る手段は己のスイング、インパクトの感触、勘、そして音だった。

 フォロースルーで顔を上げては、左耳で球が飛びゆく音をとらえられない。球の音を聞くには左の耳を残さなければならなかった。耳を残すために大事なのは、視線を球位置に残すことだった。それ故、闇の中で球を打った人間はヘッドアップしない。ヘッドアップは豊かな人のスイングで、昼間あるいは夜の照明付きの練習場で球の打てる経済的な余裕持つ人のスイング癖であったと思う。

 明るい中でゴルフをするからヘッドアップという癖が身についてしまう。ゴルフ以外の仕事多き研修生にとって、ヘッドアップは贅沢癖であった。貧乏研修生出身者にヘッドアップする者はいなかった。

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